塗装中にゴミ対策。1つでも多くのゴミを減らして磨きを楽にしよう。

塗装中にゴミ対策。1つでも多くのゴミを減らして磨きを楽にしよう。

新車でも必ず発生する塗装中に付着したゴミよる塗装。

新車の絶対に人が出入りできないクリーンルームですらゴミによる塗装不良は発生しています。

板金塗装工場のブースでもゴミを減らすために最大限の努力をしていますが、DIYで塗装するとなれば大きなブースを確保することは難しいでしょう。

しかし、ゴミを減らす努力はできます。

可能な限りゴミを減らせば後工程の磨きが楽になります。

紹介する方法でゴミを最大限に減らしていきましょう。

そもそもどこからゴミが発生するのか?

屋外で塗装しているのであれば、ゴミの付着に対して疑問に思うこともなく、当然のことですが、屋内でもゴミは大量に付着しています。

最も大きな要因はホコリ

人が住む環境にホコリが発生しないことは絶対にありえませんから、完璧に防ぐことは不可能です。

自らの服や靴、髪の毛についたホコリなど、目には見えなくとも自分自身に大量のホコリがついています。

動くたびにこのホコリが舞い、静電気によって塗装面へゴミとして付着してしまうのです。

車庫などでも、床には必ずホコリがありますし、天井や壁、物の周りなど、数え切れないほどのホコリに囲まれて生活しているのが実情です。

このホコリを塗装面に付着させないためにはどうするべきか?

ゴミやホコリがでない環境を作ることが最優先

屋外の塗装にしても屋内の塗装にしても、風の無い日に塗装を行うのがベストです。

風が強ければ建物自体が揺れてしまい、それだけでブースの中のホコリも舞ってしまいまうでしょう。

いくら軽いホコリと言えども、舞い上がったホコリは重量で下に落ちてきます。

ボンネットや天井、外した塗装するバンパーなどの上面に最もお奥のホコリが付きます。

塗装を触れるほどまでに乾燥することを「指触乾燥」と言いますが、この指触乾燥まで乾燥してしまえばホコリは手で払うことも可能ですし、エアーなどで飛ばすことも可能になります。

指触乾燥後に付いたゴミは簡単に取ることが出来ますが、乾燥前に付いたゴミを取ることは非常に難しいですし、失敗してしまえば乾燥させてペーパーを当てなければなりません。

可能な限りゴミを減らすためにいくつかの準備をしましょう。

床に水を撒く

ほとんどの板金塗装工場で行われていると思いますが、乾燥しすぎた環境よりも多少の湿気がある方がホコリは舞いません。

ホコリ自体に水分が多く含まれていれば、ホコリが重くなり高い位置まで舞うことなく下に落ちるでしょう。

さらに床に落ちたホコリは水の上にありますから、水が乾くまでホコリが舞うこともありません。

しかし、水を撒きすぎて水溜まりになってしまうのは撒きすぎと言えます。

ホースのねじれを直す際に、水しぶきが舞ってボディに付く恐れがあります。

缶スプレーでの補修の場合であればホースは使いませんが、一歩一歩歩くたびに水しぶきが舞うかもしれません。

床に水を撒く時は、撒きすぎに注意してしっとり感させる程度で十分な効果があります。

可能であれば壁にも水をかけホコリを洗い流してあげると良いですが、無理に水をかける必要はありません。

物が多ければ大きめのビニールなどで覆い隠すだけで十分な効果を得られますから。

塗装しない箇所も綺麗にしておく

塗装面はもちろんですが、外した部品の内側やドアの隙間なども綺麗にしておきましょう。

バンパーの裏側を見たことがある人なら分かりますが、裏側は泥だらけで、乾いた泥が固まり手で触ればあっという間に砂だらけの手になってしまいます。

バンパーには様々な隙間がありますし、隅々まで塗装しようとすると裏側にも塗料が乗ってしまいます。

塗料が乗ると言うことは、裏側にエアーが入って砂を舞い上げてしまっているということなので、裏側も綺麗にしておけば砂が舞い上がることもありません。

フェンダーも同様に、爪の内側にも泥が溜まっていますから、ゴミとして出てくるでしょう。

他には、ドアのヒンジ部分やリヤゲート(トランク)の内側など。

塗装面だけではなく隠れたところからもゴミは出てきますので、細かな所まで綺麗にしておけばゴミの付着も減らすことができます。

帽子や手袋の着用、服装のチェック

髪の毛にもホコリはついていますし、抜けた髪の毛がボディに付着することもあります。

まつ毛や眉毛ですら塗装中に付いてしまうのですから、髪の毛が付くのは当然とでも言うべきです。

服装に関しては、専用の静電スーツなどを着るのが最善ですが、DIYでは普段着ている服で塗装することが多いです。

部屋の中に直射日光が差し込んでいる状況でシャツなどをバサバサと払うと、大量のホコリが目に見えますよね?

これがゴミになるんです。

エアー払いするのが理想的ですが、バサバサ払うだけでもホコリ対策としては十分過ぎるほどです。

できればシャツなどの綿タイプの服装ではなく、ウインドブレーカー的なツルッとした素材の方がゴミが出にくいので、真夏でなければ選択肢も増えてきます。

服装にも注意して塗装をしましょう。

ゴミがついてしまったら?

ここまで努力しても必ずゴミは付きます。

虫がつくこともあります。

悔しいですが、これが塗装なんですよね。

小さなゴミであれば目立たないですが、大きなゴミは取り除かなければなりません。

指触乾燥後、#1200〜#2000程度の耐水ペーパーを使って取り除いていきます。

力を入れすぎず、優しく耳管をかけてゴミの頭を落としていく要領で進めていきましょう。

まだ指触乾燥の段階で力を入れすぎてしまえば、塗装がえぐれてしまったりページの角が塗装面に刺さって傷になってしまいます。

ゆっくりゆっくり水を使ってペーパーを当てていきましょう。