パテの面を綺麗に出す方法

パテの面を綺麗に出す方法

消しゴムみたいに消したい部分だけを削っても綺麗な面をは出せません。

これは基本中の基本ですが、慣れない頃は高い箇所ばかりが気になって重点的に削りがちです。

削れば低くなるのですから、削った箇所は必然と低くなり、もう一度パテ盛りからやり直しです。

コツは気にしないこと。

そもそも盛りすぎてはいないか

これが綺麗な面が出せない理由として、最も大きなのが、パテの盛りすぎ。

ヘコミを埋めるだけなのに、ヘコミ周りの綺麗な面よりも圧倒的に高い。

なんのためにそこまで盛る?ってくらい盛ってますよね。

全体的に研がなければ綺麗な面は出せないのですから、高すぎるパテを全体的に研いでいけば周りの綺麗な箇所も不必要なくらい削りすぎてしまいます。

削り過ぎたからパテを盛る。

また盛りすぎてその周りも低くなる。

もう完全にエンドレスです。

少しずつ高くしていけばいつか綺麗な面が出ます。

塗装と同じように、いきなり厚塗りすれば垂れる確率も高くなりますし肌も大きくなって綺麗には塗れません。

最初から厚塗りしようとせず、何度もパテ盛りをするつもりで挑みましょう。

全方位から研ぐ

自分に近いところが最も力が入り、最も深く削れます。

反対に、遠いところは力が入らず想像通りに研げることは無いですし、手前の研ぎよりも手がブレます。

手がブレれば力の加減もバラバラでパテ面はガタガタ。

手前を研いだら反対に回って逆の手で研いでいきます。

押すーー。

引くーー。

押すーー。

引くーー。

決して「押す!」「引く!」ではなく、力を入れすぎないように

数回繰り返したら斜め上から。

今度は斜め下から。

反対に回って同じように。

とにかくひたすら繰り返します。

もちろん途中でパテ面を触りながら高い箇所と低い箇所を見つけ、頭の中で意識として残しておきます。

そこだけ研いだらダメですよ。

イメージとして残しておいて、「ここが低いから削りすぎないようにしなきゃ」と思いながら研いでいけば綺麗な面は出てきます。

グルグル回しながら研ぐ

手前と遠くで力の入り加減が違う話はしましたが、パテ研ぎの折返し地点?と言いますか、遠くまで行って戻ってくる瞬間。

この瞬間って研げていないから段差になってるんです。

研げていないと言うか、手が止まっているからと言った方が正しいかもしれません。

畑を耕すクワで土を引っ掻けば、引っ掻いたところだけが深くえぐれますよね。

このえぐれが浅いのがペーパーです。

いつも同じところで止まっていては大きな段差になりますから、綺麗な面は出せないんです。

そこでグルグル回しながら研いでみましょう。

回し続ければペーパーが止まることは無いですから、常に一定の力加減で研ぎ続けられます。

時計回りに研いだら、今度は反時計回り。

だいたいこのやり方は全方位から研いだ後に、仕上げとして使うことが多いです。

そもそもほとんど削れない研ぎ方ですので、最終面出しとして覚えておきましょう。

シリコンオフなどを使ってみる

パテは景色が映り込まないので、横から透かしてみても歪みは映り込みません。

ほとんどが手で判断するしかないですから、熟練の職人でもプレスされた鉄板のように綺麗な面を出すことは不可能です。

しかし、景色が映り込む状況を作り出してあげれば良いだけで、難しいことではありません。

景色の映り込みを確認するには水を使うのが最も良いですが、パテに水をかけることは推奨されていませんので、オススメはできません。

シリコンオフと比べて水は蒸発するのに時間がかかります。

万が一パテの中、もしくはパテの下に水分が残っていれば、表面に出られなくなった水分が内側に留まり、数ヶ月後には錆びてしまうでしょう。

シリコンオフは比較的速く揮発します。

綺麗に研げた気がすると思った時にシリコンオフでパテ面をビチャビチャにしましょう。

映り込んだ景色を横から透かして見て、景色が歪んでいるようならまだまだ研いでいかなければなりません。

調色時に使う疑似クリアーでも代用は可能ですから、状況に応じて使い分けていきましょう。