【Q&A】1液型サーフェイサーの経年劣化による粉吹きとクリアの白ボケについて

  • 2018.07.13
  • Q&A
【Q&A】1液型サーフェイサーの経年劣化による粉吹きとクリアの白ボケについて

ある方から質問を頂いたので、記事にして解答させていただきます。

Q.半年ほど取っておいた1液のプラサフが粉を吹いたようになり、シンナーで薄めてやっと使えるかな程度なのですが、これは固まってだまになってしまっているのか

A.溶剤は揮発していくものですから、時間とともにシンナーが少なくなり、塗料が硬くなってしまいます。

塗料が硬くなり表面が乾燥して粉が吹いたように見えるという現象は1液型の特徴ですが、品質としては全く問題ありません。

シンナーを入れて購入時と同じくらいの粘度まで戻せばなんら問題はなく使えるでしょう。


Q.1液サフは取っておいてはいけないのか

A.しっかりと密閉しておけば何度でも使えます。

密閉されていなければ熱によって溶剤が揮発していきますので、乾燥してしまい粉が吹いたようになることもあります。

また、余った塗料を缶へ戻しても良いという大きなメリットがあるのが1液です。

多めに作っておいて余れば戻す。

何度でも使えます。

しかし2液は硬化剤が入っていますので、感へ戻してしまえば2度と使えなくなってしまいますから、2液は必ず使い切るか廃棄するようにしましょう。


Q.ソリッドブラック(2液)なのですが、クリアー後ペーパーを当てコンパウンドで磨いても白くくすんでしまいます。

これはクリアーが剥げているのでしょうか?

A.コンパウンドの目が粗すぎる。もしくはバフが粗すぎるのどちらかです。

クリアが剥がれればペリペリと浮いてきますから、すぐに判断できるかと思います。

磨きすぎてクリアの下が出てしまった場合は、白くボケるのではなく、下が出てしまった箇所だけ色が変わってしまうので、こちらの場合もすぐに気付くでしょう。

クリアの磨きで肌調整のために粗いコンパウンドを使いますが、白くボケています。

この白いボケはコンパウンドの粒子と塗装面の傷です。

これを消すために番手を細かくし、傷を消しながら艶を出していきますので、「細目」あたりのコンパウンド+ウールバフで磨き、全体的に磨き終わればスポンジバフに変えてウールバフの傷を消していきましょう。


使用するコンパウンドの番手とバフは以下の通りです。

  • 肌調整

#1000〜#1500程度のコンパウンドとウールバフ

  • 目消し 

#2000〜#3000程度のコンパウンドとウールバフ

  • 目消し(最終仕上げ

同様のコンパウンドとスポンジバフ


さらにこの磨きの後に超微粒子などの細かなコンパウンドを使えばオーロラマークを消すことができますが、水銀灯や光度の高いLED、西日などが無ければ磨きは難しいでしょう。

傷(オーロラ)が映り込まなければ磨いていても綺麗になっているかの判断は出来ませんので。

なお、磨きに使用するコンパウンドは必ず「ノンシリコン、ノンワックス」を使いましょう。

磨きで発生した傷にワックス成分が入り込み、あたかも綺麗に磨けたかのように見えてしまいます。

ワックスなどは最終仕上げのあとに使うようにしましょう。