DIYで車の塗装をする前に知っておきたいメリットとデメリット

DIYで車の塗装をする前に知っておきたいメリットとデメリット

車を補修しようと考え、youtubeで塗装動画を観たり検索窓に打ち込むなどしてDIYでの補修方法を模索した結果、ここへたどり着いたかと思われます。

今ではホームセンターやカー用品店、通販などで必要な道具が揃い、通販サイトではレビューまで見られますから、簡単に道具が揃ってしまいます。

しかしDIYは安いだけではなく、デメリットも確実に存在します。

プロにお願いする場合とDIYではどのように変わってくるのか?

プロに依頼することの大きなメリット

  • 確実に綺麗になる
  • 半永久補償
  • やり直しが無料
  • 代車を貸してもらえる
  • サービスを受けられることも

この5点が大きなメリットです。

それぞれ解説していきましょう。

確実に綺麗になる

相手はプロですから、間違いない仕上がりの仕事をしてきます。

塗装業界に限らず、どのような職種のプロでも料金に見合った仕事をしますから、当然と言えば当然。

美味しい中華が作りたくて自宅でレシピ通りに作っても同じ味にはなりませんよね。

使ってる道具が違うから。

中華料理の場合は圧倒的に火力が足りないと言われていますが、板金塗装も同じです。

缶スプレーではやはり限界がありますから、ガスコンロで一流の料理を作ろうとしているようなものです。

やはり道具が揃っている環境でなければ、最高品質の塗装は不可能でしょう。

半永久補償

案外知られていませんが、塗装に不具合があった場合は、いつでもやり直しが可能です。

例えば

  • 塗装が剝がれた
  • 塗装が膨らんできた
  • 塗装が割れた
  • 異音がする

10年も経過してクリアが劣化してきたのであれば話は別ですが、数カ月程度で塗装が剥がれるようなことはあり得ません。

まれにクレームを出すのが嫌だと言って他所で実費修理をする人がいますが、これはとてももったいない。

プロですから、自分たちの失敗はしっかりと尻拭いさせて欲しいくらいなもんです。

不具合があれば一度相談してみましょう。

代車を貸してもらえる

これは大きなメリットですよね。

簡単なバンパーの修理なら1日で終わらせることもあるくらいですから、朝イチで工場へ持っていき、代車で職場まで行く。

帰りには完成していますから、帰宅ついでに車を取りに行く。

これはDIYでは絶対に不可能で、必ず自分が作業しなければなりませんから、休みの日などの空いた時間に取り掛かることになります。

さらに、失敗してしまえばそのまま乗り続けて後日の作業になるなど、代車を出してもらえると言う事はかなり大きなメリットと言えます。

サービスが受けられることも

タッチアップ用に余った塗料をもらったり、サービスで簡単な修理をしてくれる場合もあります。

もちろん工場によって対応は違いますが、少数で行っている小さな板金屋さんであれば、融通が効くことは珍しくありませんので、料金と修理の内容をお互いに話し合って安く修理してもらえます。

ディーラーなどはこの限りではなく、完全にマニュアルに沿ったやり方ですから、融通が効かないどころか考えが堅いとまで言えるでしょう。

DIY塗装を缶スプレーで行うメリット

プラモデル感覚で楽しくワイワイできるのが良いところですよね。

友人何人かを集めて、誰が1番塗装が上手いかなど競い合うのも楽しいですし、みんなで試行錯誤しながら塗装するのもまた楽しい。

お金をもらわない(仕事ではない)というのは、誰にも文句言われませんから、ただ気楽に出来るんですよね。

これが1番のメリットですが、なにより安い

工賃が発生しませんから、材料費だけで済むということになります。

バンパーに色を塗装するだけなら缶スプレー2本〜3本あれば良いだけなので、5,000円もあればお釣りが来るでしょう。

これをプロに頼めば3万円。

前後バンパーでは6万円。

サイドスポイラーもあれば10万円近くになるでしょう。

この全てをDIYで塗装すれば1万円程度のものですから、およそ1/10の出費で済むわけです。

そりゃーみんなやってみようかなって思いますよね。

もし綺麗に塗れたら、浮いたお金で違う車の部品などに使えますし、ファッションにも使える。

やはり安く塗装が出来るというのは、何よりも優先されることなのでしょう。

DIY塗装を缶スプレーで行うデメリット

プロに塗装してもらった場合と対極と考えてもらえば良いでしょう。

忘れてしまった人のために

  • 確実には綺麗にならない
  • 補償など存在しない
  • 代車も出ない
  • サービスもない

全て自己責任ってことですよね。

失敗すればまた1からやり直しで、塗装前よりもやり直しの方が時間が掛かって難易度も高くなってしまいます。

さらに

広範囲の塗装に向かない

これもおおきなデメリットです。

缶スプレーはエアーの強さを調整出来ませんし、パターン幅(塗料が吐出する縦幅)も狭く、粒子も粗いです。

スプレーガンはこれらの調整が簡単にできますから、狭いところや大きなパネルでも自由自在に塗装ができます。

やはり缶スプレーはそれなりの仕上がりということでしょう。

相対的に材料費が高い

プロはスプレーガンもコンプレッサーも全て揃っていますから、必要なのは塗料代だけです。

缶スプレーは「塗料+缶」の値段が付いていますから、どうしても高くなってしまいます。

例えば黒を例に挙げると

  • 缶スプレー

500ml が 1000円ほど。

  • 塗料缶

4kgが 7,000円ほど。

缶スプレーを4kg買えば8,000円です。

さらに、サーフェイサーやプライマー、クリアやコンパウンドなども揃えていかなければなりませんから、量が多ければ多いほど缶スプレーの方が割高になってしまうのです。

まとめ

やはりDIYは失敗したときのリスクが大きいです。

失敗を恐れていては上達しませんから、上手くなれば安く直せる!という意気込みのある人だけ、缶スプレーで塗装を始めると良いでしょう。

ただ安いからと言う理由だけでチャレンジすると、失敗したときのリスクや後悔が大きくなってしまいます。

まずはダンボールでもなんでもいいので、塗装とはどういうものなのかというつもりで練習してみましょう。