【お得にDIY】カーラッピングとは?貼り方や業者費用の比較、耐久性やメンテナンス方法

【お得にDIY】カーラッピングとは?貼り方や業者費用の比較、耐久性やメンテナンス方法

ここ数年、専門業者が出てくるほど流行しているカーラッピングですが、なぜ突然流行ってきたのでしょう?

カーラッピングと言う方法は聞いたことあるけど、詳しいことはよく分からないと言う人のために、カーラッピングの貼り方やメンテナンス方法などを紹介していきます。

カーラッピングとは?

カーラッピングの起源は、バスや電車などの広告から始まったものです。

カッティングシートを加工し、ひとつの広告としてバスや電車に貼り付けていく。

塗装するよりも安く、広告としての期限が終了すればあとは剥がすだけですから、塗装のように塗り直しになるデメリットもありません。

塗装費用、再塗装費用は広告主が負担するものですから、それだけ広告料が高くなってしまうデメリットと、塗装中に車両が使えなくなるというデメリットも、カーラッピングには存在しません。

車も同じく、塗装するほどの手間や費用は掛かりませんし、飽きてしまえば簡単に剥がすこともできます。

このお手軽さと費用の安さから車業界では人気となってきているのです。

車業界における火付け役は痛車

今ではそこらじゅうで見かける痛車ですが、そのほとんどはカーラッピングでカスタムされています。

専門業者に複雑な絵を注文し、貼り付けてもらう。

もちろん費用を浮かせるためにDIYでラッピング施工を行う人もいますが、ただ貼るだけではなく、貼り方にも知識と経験が必要です。

失敗してしまえばせっかくのラッピングシートが台無しになってしまいますから、安全のために業者に依頼してもらうことが大半のようです。

ラッピングは新車にも使われ続けている

もう何十年も前から使われ続けています。

車のボディではなく、車のガラスへ。

そうです。いわゆるスモークフィルムというラッピングですね。

薄いシートを貼り付けることで、紫外線などの光から車内を守り、温度の上昇を抑えたり、西日などの眩しい光を遮るために欠かせないあのフィルムです。

スモークフィルムも一種のラッピングでありますから、DIYで貼り付ける人もいるでしょう。

スモークフィルムにも濃さがあり、透過率2%などの非常に濃いフィルムや、40%程度の薄いフィルムまで様々です。

フィルムの濃さを決めるのと同じように、カーラッピングも様々な柄をデザインして印刷することで、1枚のラッピングシートとなるわけです。

カーラッピングを業者に依頼した場合の費用

安い場合で20万円ほど。

大型の車になれば70万円するものも。

車が小さければ使うラッピングシートの量も少なく、作業時間が速いですから、料金も安くなります。

反対に大きければ大きいだけ労力がかかりますから、料金も上がってしまう傾向です。

複雑なパネルや形状であったり、シートに何色も色を使うなど、工程や材料費などによっても料金は変動してきますから、あくまでも目安として捉えてください。

カーラッピングをDIYで行う費用

DIYでカーラッピングを行う場合に必要な物は、ステッカーとプリンターのインク代のみです。

費用の目安は、A4サイズのステッカーが3枚で1,000円ほど。

これにインク代がかかるのみで、それ以外の費用は発生しません。

仮に痛車を作るとするなら、スイフトクラスのコンパクトカーサイズでフルラッピングを行えば、A4が400枚で13万円ほど。

軽自動車なら12万円代。

セダンなら15万円ほどで制作が可能です。

しかしラッピングにも相応の技術が必要なため、DIYで行うのは難しいでしょう。

車に様々なプレスラインや丸みがあり、この形状に合わせた貼り方をしていかなければなりません。

どこかで妥協してしまえば必ず剥がれてきますから、結局は業者に依頼してラッピングをしてもらうこととなるでしょう。

さらに難しいのが、A4サイズに切ったステッカーを繋ぎ合わせていく作業です。

車のラッピングは一枚のシートから作成しますが、DIYではそのようなことは到底不可能です。

痛車のように様々な模様や色があれば、ポイントポイントで切り貼りして対応できますが、ラッピングを一色で行うのであればまず不可能です。

シートの繋ぎ目を消すことは出来ませんから、ただペタペタと貼っているようにしか見えないのです。

カーラッピングの貼り方

それでもやっぱり自分でやりたいと言う人もいますよね。

そんな人のためにDIYでカーラッピングを行う方法を。

ガソリンのフタなどの小さなものであれば、カーボン調のラッピングシートを貼ってみたりするのも良いかもしれませんね。

貼り付け面(糊面)を脱脂

パーツクリーナーではなく、シリコンオフなどの弱い脱脂剤を使ってください。

パーツクリーナーは脱脂の力も強いですが、溶剤も強力でノリが溶けてしまいます。

シリコンオフであればノリが溶けることなく表面を脱脂できますので、必ずシリコンオフを使いましょう。

なお

  • シリコンオフ
  • ワックスオフ
  • プレソルベント

この3つは名称が違うだけで性質はほとんど同じと考えて良いですから、どの製品を使ってもかまいません。

シートを切り出していく

丁度良いサイズに切るのではなく、少しだけ余分に切っていきましょう。

最終的に余ったシートをカットしますから、多少の余裕があれば十分です。

貼り付ける物よりも切り出したシートの方が小さければ、使い物にならなくゴミになってしまいますので、必ず大きめにカットするようにしましょう。

リケイ紙を剥がしていく

裏の油紙ですね。

一度に全てを剥がすのではなく、貼りながら剥がしていく要領です。

一度に剥がしてしまうと、ノリ同士が貼り付いてしまい、綺麗に剥がれなければこちらもゴミになってしまいます。

貼る分だけ剥がす。

貼りながら剥がしていく。

フィルムを貼っていく

前工程の続きですね。

シートの中に霧吹きで水を入れて貼り付ける人もいますが、水が残ってしまえば抜き出すのに苦労しますから、出来れば水は使わない方が良いです。

ノリの面に水があれば、その水が膜となってシワになりにくいんですよね。

ガラスのスモークフィルムも同じように水を使う人がいますが、プロはほとんど使いません。

中に入ってしまった空気よりも水の方がやっかいなんですよね。

ヒートガンを使う(無ければドライヤーで代用)

シートを温めると、少しだけ伸びてくれます。

注意しなければならないのは、熱をかけすぎてシートがヨレてしまったり破れてしまうことです。

熱くするのではなく、温めるだけでシートは伸びて貼りやすくなりますから、軽くドライヤーの風を当てるだけでも十分効果があるでしょう。

フィルムの折り返し

折り込む前にシートを貼った面に空気や水が入っていないことを確認しておきましょう。

目で確認し、手で触って確認。

折り返す箇所は必ずシワになってしまいますから、ドライヤーで温めてシートを伸ばして内側に折り込んでいきましょう。

外側の面が綺麗に貼れれば、あとは内側に折り込むだけです。

必要のない箇所を切り落とす

内側に折り込まれたシートをハサミで切っていきます。

ギリギリで切ってしまうと剥がれる可能性があるので、少し余分に切りながら絶妙な位置をさがしていきましょう。

完成

ハサミで切って抑え込めば完成です。

小さなものをラッピングするのは簡単ですが、これがボンネットなどの大きなパネルになれば途端に難易度は上がってしまいます。

小さなものからチャレンジし、少しずつ大きなものへと切り替えていきましょう。

カーラッピングは傷から塗装を守る効果も絶大

車の塗装は硬く、飛び石などで欠けてしまえばそこからサビが出始めます。

ラッピングは柔らかいシートですから、この柔らかさが飛び石などのクッションの役割になり、塗装の割れを防いでくれる効果があります。

一度塗装が割れてしまえば、パネル1枚を塗装し直さなくては綺麗にはなりませんから、飛び石から塗装を守るためにも大きな効果を発揮できるでしょう。

カーラッピングの種類

カーラッピングと言っても様々な種類があり、その種類によって料金も変わってきます。

フルラッピング

1台まるごとラッピングしてしまう方法です。

料金は先ほど言った通りの20万円〜です。

ルーフラッピング

天井のみのカーラッピングです。

鳥糞などの被害から守るためにも効果的で、料金は3万円ほどから。

天井のパネルが大きれば大きいほど料金は上がっていきます。

ボンネットラッピング

その名の通り、ボンネットのラッピングです。

ボンネットだけを黒にしたり、ボンネットと天井を黒にするというカスタムも流行っていますので、人気のあるラッピング方法ですね。

こちらも料金は3万円ほど。

モールラッピング

ガラスの水切りモール(ベルトモール)などをラッピングする方法です。

ほとんどの場合、メッキパーツをブラックアウト化(つや消し黒)することが多いです。

特にドイツ車に多く見られますが、メッキパーツは雨などの酸性雨で白いハンテンのようになってしまい、一度なってしまえば交換する以外に方法はありません。

モールラッピングをすることでこの白濁を抑えることができます。

ラッピングは一本から可能で、料金は一本4,000円ほどです。

ポイントラッピング

グリルやミラーなどのアクセサリーのラッピングです。

メッキが嫌でメッキの上への塗装は耐久性が心配という人も多いですから、そのような場合に施工することがほとんどです。

料金は1万円ほど。

部品の大きさによって変わりますが、安くても5,000円ほどでしょう。

ライトラッピング

ヘッドライトやテールライトをスモーク化する方法です。

ライト類にフィルムを貼ることにより、若干の黒みが感じられ、高級感が増します。

濃すぎるフィルムはライト類を透過できないため車検に通りませんので注意が必要です。

1点7,000円〜。

カーラッピングのメリット

飛び石などから塗装を守る役割も大きなメリットですが、全塗装することなく色を変えられるということでしょう。

最も安くカーラッピングをして20万円程度ですが、これが全塗装であれば40万円ほどかかってしまいます。

さらに全塗装で自分好みの色にして、いざ車を売却するときに値段が下がってしまうことも少なくありません。

カーラッピングであれば車本来の色を変えることなく、さらには塗装を保護してくれていますから、売却時に剥がすだけでラッピング前の綺麗な塗装が復活します。

色に飽きてもすぐに剥がせるという点もおおきなメリットですね。

カーラッピングのデメリット

全塗装より安いとは言え、決して安いとは言えないその価格です。

20万円と言えばやはり高額ですし、1年に1回色を変えれるかと言えば難しいでしょう。

数万円程度で施工できるのであれば、もう少し手が届きやすいですが、やはりまだまだ高額です。

もう1点。

痛車などで見られがちですが、キャラクターなどのステッカーを型取って貼り付け、いざ剥がしたときに周りと色が違ってしまいます。

ラッピングされている箇所は塗装を保護してくれますが、ラッピングされていないカ所は紫外線などにより劣化し続けています。

ポイント的にラッピングを考えているのであれば、剥がした時に周囲との色差が分からないような箇所へ貼ると良いでしょう。

カーラッピングの耐久性

およそ3年と言われています。
塗装よりも耐久性は悪く、しっかりとメンテナンスをしなければ3年も保たないでしょう。
塗装であれば10年以上は確実に綺麗なままですし、メンテナンスさえしていれば20年程度は綺麗な塗装を維持できます。
反面、ラッピングはメンテナンスをしても3年ほどですから、やはり気分転換程度の加工となるでしょう。
高価だけど数十年の耐久性がある塗装を選ぶか。
耐久性は低いけど安く色を変えられるカーラッピングを選ぶか。
どちらも一長一短ですね