エアーツールを使わずにDIYでバンパーを修理する方法

エアーツールを使わずにDIYでバンパーを修理する方法

鈑金屋さんでは決まったようにエアーツールを使用して作業を行いますが、DIYで補修作業を行う場合は、エアーツールを使用できる環境にあるケースの方が稀です。

エアーツールを使用せずにバンパーを修理することは可能なのか?

出来たとしても綺麗に直せるのか?

失敗すれば余計な支出になるのではないか?

しっかりと記事を読んでもらい、書いてあるとおりに修復していけば、自ずと綺麗に仕上がるでしょう。

しかし、塗装工程においては知識や経験などの技術が必要なため、未経験では難しいものです。

失敗も勉強です。

チャレンジしてみましょう。

用意するもの

缶スプレー

・パテ(スプレーパテは勧めません)

・脱脂剤(シリコンオフ等)

・カラーベース(3コートなら2種類)

・クリヤー

ペーパー

・#240

・#320

・#400(#500でも可)

・#800

・#1200

マスキング用品

・マスキングテープ

・新聞紙等

最低でもこれだけ必要になります。

磨き作業を行うのであれば、別途必要になりますが、今回の記事ではバンパーの補修〜塗装までの説明ですので割愛します。

※新たに磨きの記事を作成すればリンクを貼る予定です。

バンパーの傷部分にペーパーを当てていく

よくある傷ですが、このままパテを盛ってもすぐに剥がれてしまうのと、傷が付いたことによって樹脂が飛び出して高くなっている部分があるので、#240のペーパーを使用して削っていきます。

この際に#120や#80などの粗いペーパーは絶対に使用しないでください。

深い傷が付きますし、毛羽立ってしまい、最終的に#240まで番手を落とさなければなりません。

ペーパーを当てていくと傷周りの毛羽立ちが消え、深い傷だけが残ります。

ここでも注意しなければなりませんが、深い傷を消そうといつまでも削り続けるのでなく、傷が残っていてもパテで埋めるだけなので、ある程度のところで良いでしょう。

削り続けてしまうことで傷部分がへこみになり、パテを盛る範囲が広がってしまうので、必ず傷だけを埋めるということを念頭に置いて作業してください。

足付けと傷周りの毛羽立ちを除去する感覚です。

当て終えると深い傷だけが残り、ペーパーが当たっていない深い傷の箇所だけ艶が見えるでしょう。

足付けされていなければパテが剥がれてしまいますので、半分に折ったペーパーを傷部分へ入れ込む要領で傷を付けていきます。

この後、脱脂を行いパテを盛っていきます。

パテの盛り方と注意点

脱脂に使用される溶剤はいくつかありますが

・シリコンオフ

・ワックスオフ

・プレソルベント

どれも同じようなものと思って良いです。

プレソルベントに関しては、静電気を除去する効果があるタイプもあり、鈑金塗装業界で最も多く使用されている脱脂剤でしょう。

先に注意点からですが、パテを盛る際に傷よりも高く盛る必要は全くありません。

DIYやプラモデルでもよく見かけることがありますが、傷を埋めるだけでよいのです。

傷周りの高さと同じより気持ち高いくらい(0コンマ数ミリ程度)で良いところを、ベタベタとパテを盛り、パテ研ぎ作業に莫大な時間がかかっていると推測されます。

本当にこれくらいで充分です。

盛り過ぎてパテ研ぎに何十分も時間を掛けているくらいなら、薄く盛れば数十秒で終わります。

低いと思えばもう一度盛るだけですし、薄ければ乾燥も速くてすぐに固まりますので。

パテ盛りからの乾燥(硬化)時間は、20℃で30分もあればパテ研ぎ工程へ移行できます。

パテ研ぎにも#240を使用しますので、粗いペーパーは使用しないでください

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パテ盛り前とパテ研ぎ後ですが、ほとんど変わりはありません。

傷を埋めているだけですので、厚盛りしてもここまで削らなければなりません。

この後、傷周りを#320で当て、サーフェーサー用に足付けを行います。

サーフェーサーから塗装工程

サーフェーサーを吹き乾燥した後、#400〜#600程度で研ぎ、塗装へ移ります。

※このバンパーはノンサンディングタイプのサーフェーサーを使用しておりますので、研ぎ工程は行っておりません。

エア払いや脱脂を行い、ゴミを除去し色を吹きます。

一度で色をトメようとするのではなく、3回4回と薄く塗り重ねる要領で塗装していきましょう。

色がトマれば、徐々にボカしていき本来塗装する範囲よりもさらに広げて塗装していきます。

角だけの傷でしたが、バンパーの1/3ほどまで色を吹いています。

これがボカシ技術ですが、缶スプレーでは比較的難易度が高いため、一本色を吹いてしまっても良いです。

塗装後、10分程度のセッティングタイムを設け、クリヤーを吹いて終了です。

クリヤーも徐々に厚くしていく要領ですので、1回目はガサガサに、2回目は半艶、3回目の仕上げでツヤツヤに。

完全です。

質問や知りたい情報があれば、コメントやtwitterにてお願いします。