塗装や板金のパテ研ぎなどで使うマスクの選び方とは?

塗装や板金のパテ研ぎなどで使うマスクの選び方とは?
DIYの青空塗装などで、マスクをしないまま塗装をしている人を見かけることがあります。
有機溶剤が身体に悪影響なのは当然のことですが、プロが使っている数万円のマスクではなくとも、安いマスクでも必ず使った良い。というのは少なからず感じているでしょう。
しかし何を基準にマスクを選べば良いのかが分からない。
ここでは、各作業に応じたマスクの選び方や何を基準にマスクを選ぶべきなのかという疑問にお答えしていきます。

マスクをしないで板金塗装をするとどうなるのか

塗装は有機溶剤。
板金のパテ研ぎでは粉塵(ふんじん)被害。
グラインダーやベルトサンダーを使えば鉄粉が舞う。
これらが体内に入り込むことによって、肺に粉塵が溜まってしまい、様々な症状が現れてきます。
咳や痰が出始め、進行すると動悸や息切れ。
さらに悪化すれば呼吸困難に。
これらは自覚症状がほとんど無いため、気づいた頃には手遅れということもあり、最悪の場合には「肺結核」などの病気を合併しやすくなってしまいます。
必ずマスクを着用して作業をしましょう。

マスクは大きく分けて2種類ある

板金塗装で使うマスクはおよそ2種類。
もちろんさらに細かく分ければまだまだ種類はありますが、基本的には2つと考えてください。
・有機溶剤用マスク
・粉塵用マスク
この2つを用途別に使い分けていきます。
塗装には有機溶剤用のマスクで、パテ研ぎなどでは粉塵用のマスクを使っていきましょう。

有機溶剤に使うマスク

3M 防毒マスク 塗装作業用マスク  1200/3311J-55-S1

このように、吸収缶の付いたマスクがベストです。
マスク選びで最も大切なのは、塗装時にマスクをして溶剤の匂いを全く感じないことです。
花粉用のマスクではなんの意味があるか分からないほど、匂いはするし喉は痛くなるし鼻も痛くなるし。
はっきり言って意味がないです。
画像のマスクは1,500円程度の物ですから、健康被害を考えれば安い買い物とも言えます。
有機溶剤用のマスクでなくとも、簡易的な作業用マスクもありますが、あのタイプもほとんど効果はありません。
目頭(めがしら)や眉間(みけん)の間から塗料が入ってくるため、こちらも同じく喉が痛くなってしまいます。
隙間にてぃっしゅを詰め込んで密閉させる方法もありますが、塗料の入り込みが少なくなるだけで、匂いはキツいですし、この方法はあまりオススメできませんね。
やはり安くても吸収缶の付いたマスクでなければ、塗装用としては不向きと言えます。

粉塵用のマスク

川西工業 作業用マスク カップ型 50枚

パテ研ぎの際に使いますが、僕は使っていません。
パテを研ぐ際に、隣に業務用の扇風機を置いてブースのファンに全て吸い込ませるようにしていますから、暑いだけで使う必要が無いんですよね。
しかしDIYではファンが無いため、扇風機で飛ばしてしまえば近所迷惑にもなりますし、大量であれば違法です。
プロでもパテ研ぎで吸収缶の付いたマスクをしているのは、ISOなどを取得している大手企業のみではないでしょうか?
僕のように、扇風機で飛ばせば従業員にも迷惑が掛かりますが、幸い僕は一人で板金塗装をしていますので、迷惑に感じる人がいないのもマスクを使わない理由です。
プロがパテ研ぎで使うマスクと言えば、使い捨ての簡易的な作業用マスクです。
粉体塗装ブースのように大量の粉塵が舞うわけでもありませんし、プロはパテ盛りの量が必要最小限なので、このマスクで十分とも考えられます。
パテ盛りに慣れていない人はパテの量が多くなりがちですから、大量にパテの粉塵が待ってしまいます。
修理する傷の具合から使うパテの量を計算し、簡易的な作業用マスクにするか、吸収缶の付いた粉塵用のマスクにするかを決めていきましょう。