バンパーラインを有効活用してマスキングする方法

バンパーラインを有効活用してマスキングする方法

基本的に自動車補修は、パネル単位でマスキングを行い、ラインで切って塗装することは少ないですが、状況に応じて臨機応変に対応しましょう。

バンパー補修にはボカシ、一本塗りとおおよそ2つの補修方法がありますが、どちらの場合でも問題なく活用できます。

また、外した状態、付けたままの状態どちらでも作業は可能なため、様々なシチュエーションに対応しています。

作業手順

マスキングテープがあれば他に必要なものは養生紙くらいなものです。

このようなタイプのバンパーを補修する場合、ドアを開けてマスキングされる方もいるでしょう。

しかしその方法では、マスキングに要する費用が紹介する方法よりも高額になりますし、要する時間も大幅に異なります。

さらには塗装面積が増え、塗装面の角度が変わることで難易度も増しますので、DIYで行うのであれば今回の手法が最善です。

写真のようにテープを折り返して貼っていきますが、必ずアールの頂点よりも奥で折り返すようにしましょう。

手前で折り返してしまうと、取り返しがつかなくなりますので。(※後述します)

すべてのラインを貼り終え、折り返すと糊の面が上に来ますが、そこにテープを貼って折り返したテープが浮かないように貼り付けます。

ここでの注意点は、折り返したテープに多少のゆとりを持たせておくことです。

Uの字状に貼り付けることで、テープと塗装面の段差が少なくなり、塗装後にマスキング跡が残りづらくなります。

正に発想の転換というやつで、知っていればなんて言うことはありませんが、最初に思いついた人は本当に凄いなぁと関心しますね。

僕は現在で3社目の鈑金工場ですが、1社目で折り返しの知識を学び、2社目でバンパーの角で折り返した際に生じる段差の消し方を学びました。

今は一人でやっていますが、一昔前の日本人は長く働くことが「美」だと認識していますが、決してそんなことはないと常々考えて働いてきました。

職人の世界は特に強いですが、新卒から定年まで同じ環境で働いていても新しい情報はほとんど入ってきません。

いくつもの環境で新しい情報を得ることで次に活かせます。

長く勤めるということは、上の人間(社長や上司)にとって都合の良い人材であることは間違いないですし、新しい人材を確保すれば教育という新たな支出が発生します。

結果、目先の利益が減り、社長や上司たちの精神的にもよろしくないですから、必然と長く勤めることが「美」だと認識してしまったのでしょう。

僕は生粋の日本人で日本が大好きですが、このような考え方は好きではありませんね。

やはり得られるだけの情報を得てスキルアップするべきだと考えています。

海外ではいわゆる「引き抜き」が盛んに行われていますが、技術のある者が良い環境で働くためには、引き抜きは素晴らしい制度だと思っていますので、日本の職人世界でもどんどん引き抜いて欲しいものです。

昔ながらの頑固なこだわりは、やがて時代の流れについて行けなくなり、廃業を余儀なくされるでしょう。

常に新しい技術、情報を追い求めていくことが日本には必要不可欠ではないでしょうか。

すみません、つい熱くなって話が大きく逸れてしまいました。

こういう話は酒の場でしたいものですので、話を戻しましょう。

折り返したテープにテープを貼り付け、バンパーに貼り終えると次は全体のマスキングです。

通常と同じように周りを覆っていくだけで完成します。

なんど撮影しても段差が写り込まなくて苦労しましたが、ほとんど段差はありません。

白い色は見えにくいという特徴もありますので、色の影響もありますが綺麗にマスキング出来ているのではないでしょうか。

濃い色は境目がくっきり見えますので、その記事はまた書きますが、段差を消すためにペーパーやカッターを使用せずにシンナーを使用する方法があります。

これもまた書きますので、しばしお待ちください。