サーフェイサーだけでは歪みは抜けない。後悔する前にもう一度だけパテを盛る

サーフェイサーだけでは歪みは抜けない。後悔する前にもう一度だけパテを盛る

一日中パテ研ぎ続け、疲れてしまうとサーフェイサーの厚塗りでカバー出来ると思い込んでしまうこともあるでしょう。
しかしこの厚塗りも限度があり、サーフェイサーだけでは絶対に歪みは抜けきれませんし、ラッカーパテをガイドとして使ってもパテが残るばかりで、結局は歪みが残ったままになってしまいます。
板金経験者であれば誰もが通る道であり、何度も後悔してきたことですが、確実な方法をおさらいしましょう。

サーフェイサーよりもパテ研ぎの時間の方が速い

一度サーフェイサーを塗装してしまえば、数時間は手を付けられません。
薄くパテを伸ばすだけなら、赤外線を使えば10分もあれば研ぎ始められるでしょう。
もちろんヒートガンでも良いです。
パテは空研ぎで進めていきますから、薄いパテなら#240であっという間に研げてしまいます。
あなたがまだ技術不足でポリパテを綺麗に盛れないと言うなら、中間パテでも良いでしょう。
中間パテに薄め液を適量入れ、柔らかくしてあげることでポリパテ以上、中間パテ未満の硬さになり、ゴムベラでなくともプラスチックのヘラで簡単にパテ盛りができます。

中間パテは厚付けしない

ついもう少し盛った方が良いと余分に盛ってしまいますが、これもまたいつも後悔しますよね。
こんなに盛る必要なんてなかったと。
#240では遅いから#120を使って研がなければならない。
このような事態になってしまえば、サーフェイサー後にうっかり#120のペーパー目が出てくることもあり得ますし、塗装中に中膿みする可能性もあります。
パテは薄く盛り、足りなければもう一度盛れば良いだけですから。
先輩や上司に喝を入れられることがあるかもしれませんね。
でもそんなことはどうでもいいです。
結局、仕上がりが悪ければ怒られるのですから、気の済むまでパテを盛りましょう。

サーフェイサーを厚塗りすると巣穴になる

シンナーを多めに入れて薄く薄く塗り重ねていけば巣穴にはなりませんが、サーフェイサーを厚塗りして歪みを抜こうとしているのですから、必然とシンナーを少なめで作るでしょう。
塗りもエアー圧は低め、吐出は高めでブチブチとした肌で塗り重ねてくのではないでしょうか?
もちろんこのやり方が最も速く膜厚は稼げますので、誰もが選択する方法だと思います。
しかしブチブチとした肌がクセモノで、1つの粒子が大きく、ミストではなくダマ状に吹き付けられていますから、乾燥していくにつれて内側に気泡が出来る可能性はあります、
この塗装方法の1番の問題点は、塗装表面は綺麗に見えても内側に巣穴が発生していることです。
一度水に濡れてしまえば巣穴はほとんど分からなくなってしまいますから、サーフェイサーを研ぎ終えてエアブローなどで乾燥させた瞬間にサーフェイサー1面が巣穴だらけという事態にもなりかねません。
歪みを抜くために何度も研いだサーフェイサーですから、巣穴をラッカーパテで埋めてもう一度研ごうとしてもすぐにパテまで出てくるでしょう。
こうなればもう一度サーフェイサーからやり直し。
サーフェイサーの厚塗りはプレスラインの微調整ほどまでとして、面の歪みはパテで抜けきるつもりで研いで行きましょう。