【プロが解説!】クリアの塗装で付いたゴミの取り方と、必要な対策や使う道具まで

【プロが解説!】クリアの塗装で付いたゴミの取り方と、必要な対策や使う道具まで

新車の塗装ラインのような設備で無い限り、DIYでの塗装は必ずゴミが付いてしまいます。

クリアを塗装して磨きの段階でゴミを取っていきますが、このゴミの取り方や使う道具など、状況に合わせた物を使っていくのがベストです。

 

クリア塗装中に付いたゴミの種類

 

「ゴミ」と言っても1種類だけではなく、様々なゴミがあります。

透明な糸くずだったりホコリだったり。

 

透明なホコリや同じ色のゴミ

 

クリア乾燥後、#1500前後の耐水ペーパーを使って研いでいきます。

特に道具などを使うことはありませんので、水を付けてゴミ部分に耐水ペーパーを押し当てるようにして研いでいきましょう。

濡れたままではゴミの凹凸が分かりにくいですから、ペーパーを当てたら水を拭き取り、段差を確認しながらゴミを取っていきます。

 

あとは磨くだけですので、この作業をひたすら繰り返していくだけです。

 

色の付いたゴミの場合

 

例えば白を塗装したとします。

白の上に黒いゴミが乗ってしまえば、はっきりと目立ちます。

クリアは透明ですから、何回上塗りをしても黒いゴミは消えることはなく、どんどん下へ沈んでいってしましまうでしょう。

 

沈んでしまったゴミを取り除くことは絶対に不可能ですから、この場合は諦めるしかありません。

透明なホコリと同じように#1500のペーパーを使って磨いても、段差は綺麗になりますが、中に入ったゴミは綺麗にならないのです。

例えるなら、数億年前の化石が固まり、ヒスイの中に入ってしまった植物のようです。

 

この植物を取り出すには、化石を割るかひたすら削っていかなければなりません。

削りすぎれば綺麗な石ではなく、くぼんだ石になってしまいますから、明らかに不自然な状態になるでしょう。

ゴミも同じように、中に入ってしまったものは取り出すことはできません。

 

これを修復するには、ペーパーでご身の段差を無くし、もう1度上から塗装をするしかないのです。

 

虫が付いてしまった場合

 

これも色付きのゴミと同じです。

ゴミよりもやっかいかもしれません。

虫はクリアの上で暴れまわりますから、運が悪いと虫が歩いた痕跡が残ってしまいます。

 

ポツポツとくぼんだ痕が残り、磨きで削っていくと、下地の色が出てしまうことだってあるのです。

下地が出てしまえば塗りなおす意外に方法はありませんから、虫は何よりもやっかいな不純物と言えるでしょう。

 

クリアが乾燥する前にゴミを取るチャンスはある

 

クリアがベタベタの時にだけチャンスはあります。

この瞬間にゴミを取り切ることができれば、磨きで苦労することも塗り直すことも無くなります。

タイミングや感覚はシビアですが、虫の被害でどうせ塗り直すなら、失敗しても良いからやってみようと言うのは、プロの板金塗装屋さんでも日常茶飯事です。

 

タイミングの決め方はマスキング部分を触って確認

 

車の補修の場合、まず間違いなくマスキングをして塗装していきます。

マスキングをすることがない場合でも、クリップやネジが付く箇所はあるかと思います。

ハンガーなどを使ってぶら下げてるのであれば、そのハンガーを触るのも良いでしょう。

 

とにかく、塗装した箇所から最も近く、取り付けてしまえば隠れる場所を触って確認します。

この部分を触り、クリアがネバネバしていない状態を見計らって、ゴミを取り除いていきます。

少しカサカサになってきたかな?という程度がちょうど良いでしょう。

 

使う道具はマスキングテープだけ!

 

服に付いた毛玉やゴミなどを取るのに、ガムテープを丸めてペタペタして取る要領です。

セロハンテープでもガムテープでも良いです。

が、この2つはテープの角が硬いですから、クリアに傷(押し当てた痕)が残る可能性が大きいですから、マスキングテープが無難でしょう。

 

丸めたマスキングテープの角を使い、ゴミに引っ掛けるようにしてマスキングテープを手前に引く感じです。

手が震えてうまく行きませんが、膝などで固定してなるべく震えを抑えることが上手くゴミを取るポイントです。

これを何度も繰り返して行けば、ゴミはスルスルと抜けるように取り除けるでしょう。