FRP製品は新品であっても粗悪品が多い理由

FRP製品は新品であっても粗悪品が多い理由

FRP製品に限らず、新品部品が届いて開封した瞬間というのは、何ものにも代え難い感情がありますよね。

開けた瞬間にピカピカの製品が目に飛び込んでくるんですから。

社外品のFRP製バンパーは作りが雑な場合が大半で、まさしく安かろう悪かろうを地で行く製品です。

アルファードなどの人気車種では様々なメーカーが制作、販売を手掛けていますが、全体的な平均価格でも質が悪いと考えて良いでしょう。

純正FRPバンパーは、高価ではありますが品質も保証され、加工無しで取り付けられることが大半です。

純正品と社外品の何が違うのか。

製品の選び方などを解説していきますので、参考にしてください。

FRP製品の品質の低さ

基本的に社外品のFRPバンパーやスポイラーなどは、純正品から型を取って制作していきます。

図面など存在せずに、形だけの製品になる場合が多く、品質が安定しない代わりに安価に入手できます。

どのようにして製品を作っているのか

純正品から型を取るために樹脂を貼り付け、硬化した段階で剥がしていきます。

これだけで型取りの完成。

外枠は決まりましたので、内側へ向けてデザイン通りに型を制作していきます。

完成すればそこへFRPを流し込みますが、このままでは気泡だらけになりますので、予め白い塗料を流し込みます。

これが「白ゲル」と呼ばれるものですね。

もちろん白だけではなく様々な色がありますが、汎用性が高いものが白であるため、白いFRPバンパーが多いということです。

さて、FRPを流し込み、硬化すれば型から取り外せば完成です。

取り外す際に割れてしまうこともありますが、簡単に補修して製品化してしまうので、これがまたたちが悪い。

なぜ品質の安定しない製品を作り続けるのか

資本が弱いからでしょう。

大きな投資をして完全な物を製品化するのではなく、質が悪くても安価に商品化できる製品の方が流通も速く、製品の切り替え(生産終了)も早いものです。

さらに、制作するのはメーカーではなく下請けの小さな工場となる場合が一般的です。

ISOなどを取得している大きな工場では、図面から制作し、ロット単位での受注となる場合が一般的ですので、注文を受けてから制作するとなれば簡単ではありません。

小さな工場では品質確認も目視のみで、マニュアルなどにより定められた基準も存在しません。

綺麗である。

これが製品としての判断基準でしかありませんので。

安いFRPでも加工料金が発生する

簡単に作られたFRP製品はまず間違いなく小さいです。

純正の柔らかいバンパーはグニャグニャと曲がりますが、FRPはほとんど曲がらないため、強引に取り付けようとすればすぐに割れてしまいます。

小さければバンパー取り付け部には入っていきませんので、入るギリギリまで削らなければなりません。

バンパーが入れば次はチリの調整です。

ヘッドライトの隙間やグリルの隙間。フェンダーの干渉具合など、余分な箇所は削り、足りない箇所はFRPを盛り付けていきます。

さらに、ここでも安い製品には巣穴と呼ばれるピンホールが無数に存在していますので、これも埋めていかなければなりません。

サーフェイサーを塗装し、巣穴を確認し、穴を埋めていきます。

埋まればもう一度サーフェイサー。

サーフェイサーを研いでようやく塗装工程です。

新品の純正バンパーであれば、手間が掛かっても足付けしてプライマーを吹き、塗装するだけのことですから。

いかに安物のFRP製品の加工取り付けには手間がかかるかということですね。

では何を基準にFRP製品を選ぶのか

レビュー。

ではないです。

よくある「多少の加工は必要でしたが、問題なく取り付けられました」というのを見掛けますが、多少と言い切れるほど数多くの取り付けを行った人のレビューなんでしょうか?

取り付けた業者がレビューを書くとは到底思えませんし、DIYで取り付けたのであれば相応の加工は行っています。

参考基準は価格とメーカー認知度ですね。

安くて有名なメーカーを比較に出すのではなく、エアロパーツとして有名で、カーショーなどにも多数出店されているようなメーカーです。

もちろん、純正FRPエアロが最高品質に近いものであることは間違いないですが、次いで有名メーカーのFRP製品でしょう。

もちろん価格も相応で、純正品よりも高価になる場合もあります。

有名メーカーという看板を背負っている以上、粗悪品が流通することは避けたいですし、一般ユーザーの口コミも怖いです。

おのずと品質を向上させていかなくてはなりません。