【塗装のプロが解説】サーフェイサーは本当に必要なのか?プラサフを塗装しないとどうなる?

【塗装のプロが解説】サーフェイサーは本当に必要なのか?プラサフを塗装しないとどうなる?

あなたのその知識、間違えた情報かもしれません。

塗装工程においてサーフェイサーは必ず使われる塗料ですが、使うことでどんな効果が得られるかということを説明できる人って少ないんじゃないでしょうか?

使わなくてもいいのか?

使わないとどうなる?

このあたりを掘り下げていきましょう

サーフェイサーを塗装しなければ塗料の吸い込みが異なる

車の塗装のトップコートはクリヤー層ですが、この層の下にあるベースコートが出てしまえば、サーフェイサーを塗装しなくてはなりません。

もちろんベースコートだけではなく、鉄板などの下地が出て場合でも同じようにサーフェイサーを塗装してください。

クリヤーのみに傷が付いた場合は、そのまま塗装しても問題なく綺麗に塗装ができます。

クリヤーだけに傷が付いていると言うことは、塗装に足付けをしているのと同じことですので、わざわざサーフェイサーを塗装する必要はありません。

吸い込みが異なることで発生する不具合

現在の車の大半は、水性塗料で塗装されていて、トップコートのクリヤーは2液型のウレタンです。

水性塗料、2液ウレタン、この2つの性質が違うため、1液ウレタンなどでそのまま塗装してしまえば下地が出たところだけが浮き上がって見えてしまいます。

クリヤーは透明ですので、クリヤーを塗装すればベースコートの浮き上がりがそのまま出てきてしまいます。

これを防ぐためにサーフェイサーを塗装して、塗料の吸い込み差を無くすことで綺麗に塗装できるようにしたものが「サーフェイサー」です。

サーフェイサーには、綺麗なラインや平面の最終仕上げとして使用する側面もある

パテとベースコートの吸い込み差を無くすためにもサーフェイサーは必要ですが、パテが綺麗に研げているのかを確認するために塗装する場合もあります。

パテの段階で綺麗なラインや面が出ていれば良いのですが、なかなかそうもいきません。

綺麗は面を確認する方法として、「艶のある状態で映り込んだ景色を横から透かして見る」という方法を使います。

パテ研ぎの段階では艶など全く無く、映り込む景色などあるわけもありません。

ボディが砂で埋められているようなものですから。

パテ研ぎは手の感覚だけで平面を確認しますが、難しいラインや逆アールなどを綺麗にパテ研ぎするのは非常に難しいです。

最終的な微調整をするために、サーフェイサーを塗装して、景色を映り込ませながら研いでいきます。

ちなみに、パテ研ぎの途中でも景色を映り込ませる方法もありますので、参考にしてください。

プロでもサーフェイサーを塗装しないこともある

毎日車を直していると、これくらいならサフ吹かなくてもいいんじゃないかなって思うこともやっぱりあるんですよ。

ちょっとした傷をペーパーで消して、下出たけどまぁいっか。たぶん大丈夫だろ、綺麗に塗れるだろって。

で、塗装するじゃないですか。

うちの場合は1液のウレタンですけど。

やっぱり浮き上がってくるんですよ。

何回もやらかしてるのに、いつまでたっても懲りないで楽しようとしてる。

ヒドい浮き上がりなら乾かしてからサーフェイサーを入れ直しますし、多少の浮き上がりなら#1500程度の耐水ペーパーでチビチビと水を使って段差を消していきます。

やっぱりサフ吹いた方が速かったっていつも思ってるんですけど、年に一回くらいはやってしまうんですよね。

やっぱりサーフェイサーは必須だった

いやもうホントに、サーフェイサーは絶対塗装しなきゃ綺麗に塗れません。

間違いないです。

とは言っても、また楽しようとして工程省略してやり直すハメになるんですよ。

そもそも吸い込みが違うのにキレイに塗装できるワケがないってのは、百も承知なんですけどね。

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