塗装して垂れた!リカバリーするにはどうするべきか。自分で直せる?

塗装して垂れた!リカバリーするにはどうするべきか。自分で直せる?

塗装に慣れていないと塗り込みすぎて塗料が垂れてしまいますよね。

反対に塗り込みが少なくても塗装がガサガサになるし、これが塗装の難しいところです。

絶妙な塗り方が出来ればツヤもしっかり出て綺麗なんですが、プロでもなかなか難しい。

垂れてしまった塗料。直せるか直せないか?

完璧に綺麗な状態には戻らない

エッジ部が垂れてしまったくらいなら、なんとかリカバリーも出来ますが、平面が滝のように垂れてしまった場合の処置は本当に難しいです。

プロでも数年に一度はやらかしますが、そこまで垂れてしまったら再塗装のつもりでガンガンにペーパー当てていきます。

たまたま運よく下地が出なければ磨いて艶を出しますが、再塗装のつもりで研いでいますので気にせずにどんどん当てていくしかありません。

さて、プロでも綺麗には直せないですが、パッと見だけならなんとかごまかせる方法が存在します。

垂れているアタマを削る

これがまた勘弁してほしいくらい難しいんですけど、もうほぼ100%傷付きます。

慎重に慎重にやってるつもりでも、どこかで集中力が途切れて塗装に傷つけちゃうんですよ。

垂れたアタマを削る道具は、プロでも決まった物を使っているわけではなく、その職人が気に入った物を使っています。

100円のカッターだったり、塗装専用の垂れカッターだったり、耐水ペーパーだったり。

どちらかと言うと、みなさん今まで使ってきた物を使い続けている傾向にありますね。

使い慣れている物が一番なんでしょう。

それぞれの特徴と製作方法

先ほど挙げた3点。

ほとんどの職人がこの3点を使って垂れを直していきます。

100円のカッターの刃

そのままでは切れすぎてしまいますし、間違いなく塗装に突き刺さります。

カッターの刃を扇状に丸くしてあげる必要がありますが、塗装屋さんではベルトサンダーを使って扇状にしていきます。

普通の人はベルトサンダーを持ってないんですよね。

じゃあ代わりにグラインダーでもいいですが、とてつもなく削れます。

一瞬でカッターの刃が無くなりますし、微妙な調整も難しい。

グラインダーも持ってない?

では、棒状のヤスリを使うしかないですが、めちゃめちゃ時間かかりますよ。

たぶん1時間くらいシャリシャリやらなきゃです。

途中で断念すると思いますので、ここは1つ、カッターの刃は諦めて次に行きましょう。

塗装用品専用のカッター

加工する必要なんて全くありません。

そのものが垂れてしまった塗料を削る専用品ですから、そのまま使うに限ります。

新品は研ぎやすくよく研げますが、反面傷が付きやすいので#800程度のペーパーで角を削ってから使うようにしています。

削る厚さは1ミクロン以下の世界だと思いますが、それだけでもかなり違ってほとんど傷にはなりません。

専用カッターのデメリットは、落として角が欠けると使い物にならなくなってしまいます。

価格も4,000円くらいと少し高い買い物なので、落として欠けた時のショックはなかなか大きいです。

しかし、落とさなければ半永久的に使えますので、DIYが趣味でよく塗装をする人にはオススメしたい物ですね。

耐水ペーパー

最も無難で、最も綺麗に直らない方法。

カッター系は狙ったところだけを削れますが、ペーパーは垂れた箇所の周りにも当たってしまいます。

本来は削らなくて良い部分なのに、不可抗力でペーパーが当たり、下地のカラーベースが出てきてしまいます。

下地が出る前に止めなければならないので、垂れを取りきる前に諦めなくてはなりません。

カッターで削り、ペーパーで慣らしていく。

こういった方法が一般的ですので、ペーパーのみで垂れ綺麗にするのは不可能と思って良いです。

たしかに何もしない状態よりは平らですが、満足のいく結果にはならないと思いますよ。

まとめ

失敗はつきものです。

はじめから再塗装するつもりでガンガンにペーパーを当てるか、垂れをチビチビと削るかのどちらかです。

バンパー程度ならすぐに塗装出来るので再塗装しても良いですが、ドアなどの大きなパネルはマスキングのやり直しにも時間が掛かりますし、なるべく再塗装は避けたいですよね。

あまり知られていませんが、オートバックスなどの量販店では絶対に扱われていない塗装専用グッズってたくさんあるんですよ。

こういった便利グッズを活用すれば塗装の幅も広がりますよね。