イサム塗料のラクーダパテ。研げるけど痩せる!使いやすさは?

イサム塗料のラクーダパテ。研げるけど痩せる!使いやすさは?

プロが使っている材料をDIYで使うことは少ないですが、オートバックスなどで売られているタイプのパテよりも、使いやすさでは上を行きます。

専門的な知識は必要になりますが、覚えておくだけでもパテ選びの参考になるでしょう。

イサム塗料はコストパフォーマンスが最も良い塗料メーカーで、補修用塗料では国内最大のシェアで、イサム塗料を使っている鈑金工場が最も多いのが特徴です。

さて、イサムのパテですが、厚盛りできるパテから歪みを抜くパテまで様々ありますが、順に紹介していきますね。

 ファイバーパテ

厚盛りが出来て、色がグレーなのが特徴です。

厚盛りが出来る反面、巣穴ができやすく、ファイバーパテを最終のパテにしてサーフェイサーを塗装することは無いでしょう。

厚盛りすると割れたり剥がれたりするんじゃないかと言う疑問もありますが、ここ最近のパテは厚盛りしても剥がれることはありません。

もちろん1cmなどという極端な盛り方をすれば、衝撃で割れることもありますが、そこまで盛る修理は手抜きの修理です。まずありえないと考えて良いでしょう。

特に軽自動車のパネルでは鈑金も難しくなってきているので、どうしてもパテを盛らなければいけないことも多く、ファイバーパテを使用する職人も多いです。

研ぎに使うペーパーは#80を使い、#120を使うことはほとんどありません。

#120 鈑金パテ

最も一般的なパテです。

ベージュ色で見慣れた色のパテでしょう。

オートバックスなどに売られているパテもこのあたりの番手のものが多く、そこそこ盛れて巣穴にもなりにくい特徴があります。

鈑金パテを最終パテにしてサーフェイサーを塗装し、小さな巣穴はラッカーパテ(後述します)で埋めるという昔ながらの方法を取り入れている鈑金屋さんも多いです。

ファイバーパテを嫌う職人は鈑金パテが最初のパテになりますので、へこんだ鉄板を綺麗に出していなければパテ研ぎに時間がかかってしまい、作業効率は上がりません。

DIYではヘコミを綺麗に出せる人は少ないと思いますので、鈑金パテから始めるのではなくファーバーパテを厚盛りしてヘコミを埋めていきましょう。

研ぎに使うペーパーは#80~#240です。

#180 ポリパテ(ポリエステルパテ)

鈑金パテの巣穴を埋めるために使ったり、歪みを抜くために使います。

ポリパテは最終仕上げのパテとして使われることが多いですが、パテ盛りを綺麗に出来なければせっかくの綺麗な面がガタガタになってしまいます。

ポリパテを綺麗に盛れるようになれば鈑金屋として一人前とも言われていますので、ポリパテを綺麗に盛ることはかなり難しく、相当な練習が必要になるでしょう。

たまにポリパテを水研ぎする職人がいますが、DIYで水研ぎすることはオススメできません。

パテの中に水分が残ってしまえば、塗装後に気泡のようにプツプツと穴が開いてしまい、磨きの作業では取り返せません。

鈑金屋さんが水研ぎをする場合には、パテ研ぎ後に赤外線で数十分あぶり続けて水分を飛ばしてから塗装作業をします。

ここ最近の傾向としては、ポリパテではなく鈑金パテを最終パテにして、サーフェイサーを厚めに塗装してポリパテ代わりとする人が多いです。

この方法で進めていけばポリパテがガタガタになることもなく、確実に平らにサーフェーイサーを塗装できます。

ポリパテ研ぎに使う番手は#240~#400程度です。

ラッカーパテ

巣穴を埋めるためやガイドコートとして使われます。

鈑金パテの後にサーフェイサーを塗装しますが、ポリパテを使っていないために小さな巣穴が出ていることがあります。

この巣穴を埋めるために、ラッカーパテを使って巣穴を埋めていきます。

巣穴を拾う役割があることから「拾いパテ」と呼ぶ人も少なくありません。

サーフェイサー全体にラッカーパテを薄く塗ることにより、サーフェイサーを研ぐ段階で高低差を見極めやすくなります。

高いところのラッカーパテは消えて、低いところのラッカーパテは残り続けます。

基本的にラッカーパテは盛るためのパテではなく、埋めるために使ったりガイドとして使うということに注意してください。

厚盛りしたラッカーパテの上に1液ウレタンを塗装してしまうと、そこだけが激しく塗料を吸い込んでしまってブチブチしたような肌になってしまいます。

ラッカーパテの研ぎに使うペーパーは#320~#1200程度。

まとめ

このほかにも#80のパテや#240のパテがありますが、#80はファイバーパテと鈑金パテがあれば必要なく、#240は細かすぎてほとんど使い道がありません。

基本的には紹介した4種類で鈑金作業は綺麗にできてしまいますので、必要ないでしょう。

DIYで本格的にヘコミを修理する場合には、ファイバーパテ、#120鈑金パテがあれば問題ありません。

オートバックスなどに売られているパテは、硬化剤が無い1液タイプが大半ですので、紹介したパテを使う際には必ず硬化剤もセットで買ってください。