【プロから見た】車の板金修理を綺麗に行わない工場の特徴は、下請けばかりやっている工場

【プロから見た】車の板金修理を綺麗に行わない工場の特徴は、下請けばかりやっている工場

自分の大事な車ですから、誰だって綺麗に直してもらいたいですよね。

板金屋さんも綺麗に直したいのですが、腕が悪かったり忙しいことを理由に、仕上がりの悪い板金工場もあります。

もちろん、全てに当てはまるわけではなく、同業者から見てこういった傾向が強いというだけのことですので、何か意見や質問のある方はいつでも受け付けてますので。

下請け専門の工場が綺麗に直せない理由

自動車業界に限らず、下請けは元請けから手数料を引かれた上で仕事を請けています。

ディーラーからの下請けであれば30%〜50%程度。

中古車屋さんや整備工場からの下請けであれば20%程度と、必ず手数料が発生します。

10万円の仕事でも5万円しかもらえないこともありますから、これでは全く儲かりませんよね。

量はそのままで、1,000円のラーメンを500円分だけくださいって言ったらどうなるでしょう?

麺は茹でない、野菜は切れ端、スープは薄い。

こんなことを要求されたらたまったもんじゃないですよ。

でもやらなきゃいけないから、やるんです。

次から次へと仕事が入ってきているのに、一般のお客さんが来たら?

長期間待ってもらうか、通常通りに請けて仕事をこなしていくしかありません。

とにかく下請けは忙しいですから、速く納車することが第一ですので。

下請けばかり行っている工場の特徴

同じメーカーの車ばかりが入庫している状況です。

外車専門とノボリがあるようなところはヤナセの外注かもしれませんし、トヨタ車ばかりあればトヨタの外注かもしれません。

それとなく、「なんで同じメーカーばかりなんですか?」と聞けば一発で分かるでしょう。

さらに、新しい車ばかり並んでいるのも下請けの可能性が高いです。

古い車はお金をかけたくない傾向にある

古い車を好きで乗っているのは一部のマニアだけですので、ほとんどの人は新しい車を欲しいと考えています。

  • もう一つ上のグレードが欲しかった
  • 人気色じゃないけど、予算が足りなかった
  • 単純に新車に憧れる

僕は新車に興味がないので、20年も前の古いディーゼルで排気ガスを撒き散らしながら走ってますが、たぶん僕もマニア寄りの人間です。

しかもあまり車を綺麗にしないですからね。

全塗装は自分でやりましたけど、汚れてるのが好きなんですよ。

とまぁ、こんな話は置いといて、古い車にはお金を掛けたくないというユーザーも多いので、少しのキズやヘコミでは修理をしません。

ディーラーへ修理を依頼すれば高くなることは目に見えていますので、なるべく安く直すためにも綺麗な車ばかり並んでいる工場には入りにくいでしょう。

そうなれば必然と下請け専門の工場にはディーラーからの新しい車ばかりが並ぶようになります。

なぜディーラーが下請けを利用するのか

少し話は逸れますが、ディーラーの板金修理について詳しく書いてあるのはこちら

今回の記事と合わせて読みたいのがこちら。

https://diy-paint.com/archives/94

まだ読んでなければ今回の内容と正反対のことが書いてありますので、知識としては役に立つ記事になってます。

https://diy-paint.com/archives/570