クリアの塗装がゆず肌になる原因とは?磨きで修正できるのか?

NO IMAGE

こんにちは。

慣れないうちは塗装がゆず肌になって、ボツボツした仕上がりになることもありますよね。

塗装屋さんでも数年に一度はゆず肌にしてしまうことがあります(とは言っても5年に1回もありませんが)

さてこのゆず肌、どうすれば元通りになると思いますか?

再塗装?磨き?

いろいろと要因があるので、当てはまるであろうポイントを参考にしてください。

なぜクリアがゆず肌になるのか

仕上がりを見ても分かるように、塗装表面が凹凸しています。

しっかりとサーフェイサーを研いだはずなのに、いざクリアを塗装してみるとボコボコの下品な肌に。

一応、ゆず肌を作る方法も存在はしていますので、作り方と正反対の塗装を行えばゆず肌にはならないと言うことです。

スプレーガンの場合ですが

エアー圧を極限まで下げて塗装する

エアー圧を下げることで塗料の粒子が大きくなります。

大きくなった塗料はダマ状の固まりですので、これが塗装面に付着することで凹凸になります。

反対に、エアー圧を高めれば粒子が細かくなりますが、高めすぎると吹き出した塗料がエアーの力で飛ばされてしまい、塗料はほとんど付着しません。

適正圧はスプレーガンのタイプやホースの形状により異なりますので、説明書などを参考にしましょう。

吐出量を上げる

吐出量を上げることも同様に、粒子が粗くなります。

吐出量を上げてエアー圧を上げれば粒子は多少細かくはなりますが、それでもやはり粗いです。

こちらも適正な吐出量を見極めて塗装しましょう。

またまたスプレーガンにより適正値は異なるので、説明書などを参考にしましょう。

基本的には最も閉めた状態から3回転半回すとなっていますが、常に一定ではなく、狭いところの塗装は絞って、広いところの塗装は吐出を増やすようにしましょう。

さて、次からは缶スプレーでありがちなゆず肌になってしまう原因です。

希釈シンナーを減らす

ベースコートを何度もドライで塗装した

ドライで塗装は、距離を離してガサガサ担っている状態を指します。

ガサガサは凹凸ですから、これを繰り返すことで更に大きな凹凸になり、結果的にゆず肌になってしまいます。

基本的にベースコートの塗装段階では、ハーフウェット(半艶程度)で塗装することが理想的ですので、ゆず肌になっていることを気付かぬまま上塗りのクリア工程へ移ってしまう場合もあります。

ベースコートがゆず肌になってしまった場合の対処方としては、乾燥後に#800〜#1500程度で平らにして、再度ベースコートの塗装をしましょう。

クリアを何度もドライで塗装した

ベースコートを綺麗に塗装してもクリアをドライで塗装し続ければガサガサになります。

ガサガサの上へクリアを塗り込んでも砂利に水を撒くようなもので、絶対に平な面には仕上がりません。

クリアでもハーフウェット(半艶)で塗装することを念頭に、ガサガサにならない程度の感じて塗装していきましょう。

ガサガサになってしまった場合は、ベースコートと同じく、#800〜#1500程度で肌を落として行きます。

ここで下地(ベースコート)が出てしまえば再度ベースコートから塗装のやり直しになるため、エッジ部などの下地が出やすいか所には細心の注意が必要です。

磨いて直る場合と直らない場合がある

磨いて直るのはクリアがゆず肌の場合。

磨いても直らないのはベースコートがゆず肌の場合

ベースコートがゆず肌だと図のように下地がデコボコしています。

この状態で磨いていっても、ツルツルになったころにはベースコートが顔を出してしまい、気づいた時には手遅れです。

では、下地がゆず肌なのか、クリアがゆず肌なのかの見極め方法ですが、かなり難しいです。

じっと目を凝らしてみると透明の中がデコボコしているのか、中は平らな気がするからクリアなのか。

これが判断出来なければ見極めることは不可能でしょう。

ゆず肌を直す時には、下地が出る覚悟で磨いていくしかありません。

缶スプレーでのゆず肌対策

塗装面になるべく近づけ、手をなるべく速く動かす。

スプレーガンに比べて缶スプレーのエアー圧は比較的低いので、このような塗り方をしなければゆず肌になる可能性が非常に高いです。

エアーが低ければゆず肌になる。

近ければ近いほどエアーは強く当たる。

しかし、近ければ塗りすぎて垂れてしまうので腕を速く動かす。

非常に難しいですが、プロが缶スプレーを使用するときもこの方法で塗装しています。

距離が近ければ塗着率も上がって塗料の無駄も減り、ミストとして飛散する量も少なくなると良いことずくめですが、なにぶんはじめは難しいです。

練習あるのみです!

何度も練習を重ねて綺麗に塗装が出来るようになれば、究極の自己満足に浸れますからね。