車の塗装にクリアは必要!ソリッドでも絶対に塗らなければすぐに劣化してしまう!

車の塗装にクリアは必要!ソリッドでも絶対に塗らなければすぐに劣化してしまう!

なぜ塗装の最後にクリアが必要なのでしょうか?

塗らずにカラーベースだけで仕上げて、本当に劣化してしまうのでしょうか?

今からDIYで塗装を始めてみようと言う人や、既に塗装経験はあるけど、なぜクリアが必要なのか分からない人に向けた内容となっています。

また、知識のある方も改めて読んでみることで1つ勉強になるかもしれませんね。

クリアを塗装しなければ、すぐに艶が無くなる

タイトルにもある「劣化」が速まってしまうと言うことです。

言い換えれば、クリアを塗装することでベースコートの劣化を防止し、塗装を長持ちさせる効果があります。

クリアには強い耐候性がある

クリアの大きな役割の1つとして、強い耐候性があることが挙げられます。

ベースコートのみの塗装状態では、酸性雨の被害をもろに受けてしまい、塗膜へ侵食してしまいます。

何度も続くことで艶が無くなり、粉を吹き、タオルなどで拭くだけでも色が取れてしまいます。

赤い車で艶がなくなっている車を見かけたことがあるでしょうか?

クリアを塗装していなければあのように艶が無くなってしまいます。

もしあの状態でどこかを板金修理したならば、直したパネルだけに艶が出て違和感が残ってしまいます。

艶が消えても磨けば艶は復活しますが、塗装を削り続けているのであまりオススメできる艶出し方法でありませんね。

メタリックやパールマイカではクリアは必須

このタイプの色は、ベースコートのみで塗装すると完全にツヤ消し状態になっています。

艶が出ない性質の塗料なので、どれだけ塗り込んでも艶は出ません。

厚塗りされた塗料の中で粒子が泳ぎ、ムラになってしまうだけですので、無駄な悪あがきは止めておとなしくクリアを塗装しましょう。

余談ですが、調色の際にボディとの色差を確認するために、色板にクリアを塗装するのではなく、スプレー状の疑似クリアを使って艶を再現します。

パテ研ぎの写し込みにも使えるので非常に便利です。

https://diy-paint.com/archives/448

クリアを塗装しないのはトラックや商用車のみ

シルバーや黒などもありますが、トラックや商用車のほとんどは白です。

先ほどの説明にもあるように、シルバーやメタリックの入った黒などはクリアを塗装してありますが、白はクリアを塗装してません。

最も安いグレードで、最も安い色が白です。

日が経つにつれて塗装も劣化していき、洗車をしても黄ばみが取れなくなりますので、

黄ばみが原因で洗車をしない

さらに黄ばむ

磨きをする

下地が出る or 高額な磨き費用

となってしまいますので、艶のある白でもクリアは塗装しましょう。

補修ではクリアを塗装した方が作業が簡単になる

板金屋さんが使うスプレーガン、缶スプレー、どちらでも塗装が簡単になります。

理由は簡単で、ベースコートをぼかしてクリアーを塗装すれば色の違いはほとんどわからないですから。

基本的にソリッドはぼかし塗装をしないので、パネル単体で塗装します。

しかし、サーフェイサーなどで色が違う部分だけを塗装して、後は徐々にぼかしていけば良いのですから、隣のパネルギリギリまでベースコートを塗装する必要はありません。

ぼかし終えたらクリアを塗装して終わり。

こうすれば調色の時間も短くできますし、缶スプレー特有の色の違いも気にせずに塗装できますよね。

未だに「ソリッドはパネル単体で塗装するものだ!」という頑固な職人もいますが、早く終わって綺麗ならクリアを塗装しても良いと思いますけどね。

調色に1時間かけるくらいなら、クリアに10分かけたほうが速いですから。