アンダーコートとは?
自動車の下回りへ塗装を施すことで塩害からボディの腐食を守り、車の寿命を大幅に伸ばす役割があるのがアンダーコートです。
さらに、マスキング作業を行わずに塗装する業者も多く、ボディへアンダーコートが付着する事例も多く見掛けられます。
アンダーコートの施行手順
洗車
下回りが泥だらけのままアンダーコートを塗装してもすぐに剥がれてしまいますので、高圧洗浄機などを用いて徹底的に綺麗にしましょう。
コイン洗車場で高圧洗浄機を使用するのがベストで、一般的には5分300円程度で利用可能です。
リフトで車体を上げて洗浄するのが理想的ですが、DIYでの作業であればリフトを使って作業することは難しいため、スロープ等を利用して少しでも車体を上げてあげると、より綺麗に洗浄できます。
また、ジャッキを使用して車高を上げ、フロント側の施工とリヤ側の施工を分割して行う方法もあります。
塗料の準備
マスキングに関しても難しい作業ではありません。
ボディの塗装ではマスキング部分へ塗料が吸い込むことを考慮しつつ養生していきますが、アンダーコートでは飛び散り程度のミストが付着することからボディを守るために行いますので、簡単に貼るだけで充分な効果が得られるでしょう。
異なる大きさの塗膜が形成されていれば、跳ね石などの衝撃にも強くなり、塗装が割れるおそれも少なくなります。
塩害の無い地域ではアンダーコートを施工しない場合も多くありますので、一度下回りを確認してみましょう。
アンダーコート、チッピングコート、どちらを施工しても錆対策に大きな効果を得られるため、用途に合った塗料を選びましょう。
ボディへのマスキング
特別、難しいことではありません。
・前後フェンダーの爪部分から外側に向けてマスキング
・サイドシルから外側に向けてマスキング
・バンパー下側から外側に向けてマスキング
これだけです。
節約のために新聞紙を使用するのも良いですし、マスキングテープが取り付けられた養生紙を使用するのも良いです。
サイズにもよりますが、後者の場合はグルッと一周マスキングするだけで養生が完了してしまうものもあります。
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アンダーコート吹き付け
マスキングが完了すればいよいよ塗装です。
どのような塗装にも言えることですが、一度に厚塗りするのではなく、複数回に分けて薄く塗り重ねましょう。
一度に厚く塗ることで乾燥が遅くなり、塗料がタレる原因ともなります。
アンダーコートの施工頻度にもよりますが、缶スプレーの場合は4回程度の吹き付けで充分です。
全体が黒くなり、下地が透けていなければしっかりと施工されている証拠です。
塗装作業自体は30分もあれば終わってしまいますので、焦らずゆっくり、ライトなどを使いながら、吹き忘れの無いように作業を進めていきましょう。
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