【板金屋が教える】車を売る前に修理をしても買い取り額はほとんど変わらない事実。

NO IMAGE

車の乗り換えを検討していて、傷だらけだから直してから売ろうと考える人も少なくないでしょう。

しかし、冷静に考えてみてください。

直した金額以上の買い取り額となるならば、世の中の車業界は成立しません。

詳しく見ていきましょう。

買い取り額は修理費用を加味して買い取る

仮に10万円の修理を行ったとしましょう。

業者ならいくらで修理すると思いますか?

高くても8万円です。

本来なら10万円の修理内容にも関わらず、業者間の価格は2割程度安くなることが一般的ですので、10万円分の修理を行っても買い取り価格が10万円プラスされることは絶対にありません。

プラスされる額は高くても2万円程度にしかならないでしょう。

反対に考えると、傷の無い状態で2万円プラスなのですから、10万円支払う意味など全くもって存在しません。

10万円の傷でも、買い取り価格は10万円も下がらない

先ほど言ったように、業者は10万円の修理を8万円で行えるのですから、10万円も買い取り額を下げる必要性はありません。

他社と比較されて逃げられてしまうことも考えられますので、買い取りの減少額は8万円〜9万円の間で推移してくるでしょう。

さらに、板金塗装屋さんが買い取ったうえで修理をすれば、8万円どころではなく、材料費と人件費で5万円程度ですので、この差額分がまるっと利益になるわけです。

売却の際に、修理をする必要が無いかと言うことが理解できたと思いますが、この流れの中でどこに売却するのが理想的なのでしょうか?

自動車販売を行っている整備工場兼、板金工場がベスト

整備工場は自動車を整備する工場であり、板金塗装工場は事故を起こした車などを修理、塗装する工場です。

この2つが一緒になっている工場であれば、整備や塗装を外注へ依頼することなく、全ての修理が自社で完了しますので、支出の面で大きなメリットとなります。

必然と高く買い取ることができますし、安く販売することもできます。

修理内容により様々ですが、およそ3万円程度は高く買い取ってもらえるでしょう。

ディーラーは高く買い取ってもらえない

ディーラーは新車購入の下取りとして売却することが多いですが、高価買取を実現することは難しいです。

車検整備などでもそうですが、早め早めの交換を勧めますので、買い取り査定時に「要交換」とされる場合が多いでしょう。

特に板金塗装における交換が目立ちますが、ディーラーはメーカーですので、交換することで部品代の利益率が大きいです。

町の板金工場は部品代の利益など無いに等しいので、可能な限り修理を勧めますし、まず間違いなく修理の方が安くなるでしょう。

板金塗装屋にとってもお客さんにとっても win win の関係ですので、デメリットはありません。

しかしディーラーで交換してしまえば、2割から3割ほど、もしくはそれ以上の修理費用となることは間違いありません。

このように、買い取りだけでなく板金修理においても、ディーラーは部品交換がメインになるため、買い取り額も修理費用も高額になることが多いでしょう。