【板金塗装屋が教える】アンダーコートをチッピングコートで施工しても色褪せない方法

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アンダーコートはボディの塗装のように難しいものではなく、DIYでも比較的簡単に作業できることで有名です。

チッピングコート特有のデコボコした塗料を使うことで飛び石などにも強くなりますのでオススメできますが、使い方を間違えると色褪せてしまいます。

今回は、アンダーコートをチッピングコートで施工する場合の正しい使い方をお伝えしていきます。

チッピングコートはなぜ色褪せてしまうのか

チッピングコートは下塗り専用の塗料ですので、上塗り塗料としては不向きです。

ここ最近は技術の向上により少なくなりましたが、ひと昔前の缶スプレーでつや消し黒を塗装すると、数週間で白っぽく色褪せてしまいますよね。

この現象がチッピングコートでは未だに見られ、違う塗料で上塗りしなければ白っぽく色褪せてしまいます。

オイルクリーンなどで艶を復活させることも可能ですが、毎回行うのも面倒ですので、それならはじめからしっかりと施工して艶を維持しようと言うのがこの記事です。

チッピングコート施工後にアンダーコートを施行する

もうこれだけです。

下地をデコボコにしておいて、その上へアンダーコートを施行するだけ。

これだけで白っぽく色褪せてしまうこともありませんし、長期間飛び石から下回りを守り、艶を維持できます。

とは言っても5年6年とアンダーコートを未施工のままでは艶も維持できません。

どんな塗装でも手入れを怠れば劣化していきますので、最低でも2年ごとにアンダーコートを施行するようにしましょう。

チッピングコートのメリット

サイドシル部に施工されている車も多く見かけますが、これはやはり飛び石などで塗装が剥がれても鉄板部まで到達しにくいようにチッピングコートが施工されています。

硬いゴムのような素材で、触るとグニャグニャとしているのが特徴です。

この柔らかさこそが飛び石から守る役割で、サイドシルだけではなくフレーム部に施工することで錆予防に絶大な効果が得られるでしょう。

チッピングコート施工のデメリット

時間と費用が掛かってしまうことです。

チッピングコートは下塗り専用塗料ですから、上塗り塗料としてアンダーコートを施工しなければ色褪せてしまいます。

ボディの塗装のように数十分の乾燥時間を必要とするわけではありませんが、異なる塗料を2種塁用意しなければならないので、費用もかさんでしまいます。

とは言うものの、時間にして数分程度、費用は1,000円程度のプラスですので、アンダーコートに艶が出て強力な錆予防ができるのであればデメリットとは言えないのかもしれません。

上塗り塗料の選定慎重に

塗料にはアクリル、ラッカー、ウレタン、水性などがあります。

アンダーコートもチッピングコートも1液塗料ですので、よほどのことがない限り上塗りして塗料のトラブルになることはありませんが、下塗りと上塗りの塗料は同じ塗料を使うようにしましょう。

チッピングコートがアクリルならアンダーコートもアクリル。

ラッカーならラッカー。

水性なら水性。

ウレタンならウレタン。

先ほども言いましたが、今の塗料でトラブルになることはほとんどありません。

あくまでも念の為に同じ塗料を使うように心掛けるという程度の認識で十分でしょう。

アンダーコートに2液型の塗料は使ってはいけない

2液型は艶が出て綺麗に見えますが、2液の特徴として「硬化」が挙げられます。

硬化してしまえば塗料はガチガチに固まってしまい、飛び石などの衝撃で塗料が割れてしまいます。

1液型塗料は硬化ではなく乾燥しかしないため、有る程度の柔らかさを保持できますし、衝撃にも強いのが特徴です。

イベント出展の車でもない限り、下回りの塗装は1液型塗料で行うのがベストでしょう。