【板金塗装屋さんの見積もり】ブレーキキャリパーを塗装するといくらかかるのか?

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筆塗りなどであれば誰でも簡単に出来ますが、決して綺麗な塗装とは言えません。

プロにお願いすることで見違えるほど綺麗になります。

さて、プロがキャリパーを塗装するために行っている方法はどのような工程で行われ、料金相場はどの程度なのか。

また、この解説はDIYでキャリパーを塗装するためにも役に立ちますので、これからキャリパーを塗装しようと考えている人も参考になるでしょう。

料金相場は1つ10,000円から

4つで40,000円程度です。

もちろん塗料や塗装方法によっても上下してきますし、キャンディ塗装ともなれば1つ15,000円〜と考えて良いでしょう。

塗装するだけであれば簡単ですが、綺麗に塗装するためには取り外して塗装しなければなりません。

見えるところだけではなく、1つまるごと塗装しなければ業者に依頼する必要もありません。

バンパーの塗装でも同様ですが、付けた状態で塗装すると下側が塗りにくくザラザラになりやすいです。

外して塗りやすい位置でハンガーに固定すればザラザラの面もなく、全て綺麗に塗装できるのと同じことです。

ブレーキキャリパーの塗装工程

ただ外して塗るだけではすぐに剥がれてしまいますので、しっかりと塗装の工程を踏まえた上で塗装していきます。

汚れ除去

キャリパーには、ブレーキダストや可動部にはたっぷりの油分が残っていますので、これらを除去していきます。

油やゴミの上へ塗装を行っても、ただ塗料が乗っているだけで密着はしません。

密着剤を塗装したとしても、その下が悪ければそこから剥がれてしまいますので、まずは密着剤を密着させなければなりません。

研磨

研磨と言えば大げさかもしれませんが、塗料を密着させるために足付けは必要不可欠です。

一切汚れていないキャリパーでも、そのまま塗装してしまえば数日でボロボロと剥がれてくるでしょう。

稀にタイヤを塗装する人がいますが、汚れを落として筆などで塗装する人がいますが、あれも数日で剥がれてしまいますよね。

結局、密着する原理を分かっていないのにただ綺麗にしたいからと塗装をしても、綺麗なのは一瞬でしかありません。

研磨同様に、足付け工程は非常に大切な工程です。

密着プライマー

基本的には、足付けが完璧であれば密着プライマーは必要ありません。

あくまでもさらなる密着性の向上を目的としてプライマーを塗装していきます。

DIYでは足付けが不十分になることもあり得ますので、保険として密着プライマーを塗装しても良いでしょう。

耐熱塗料で塗装

耐熱塗料でなくとも、ラッカー塗料などの塗膜が薄い塗料で塗装してもすぐに割れてしまいます。

ブレーキフルードの沸点が150℃弱ですので、200℃の耐熱塗料で問題なく塗装可能です。

キャリパー本体が100℃以上になることは珍しく、通常の走行では耐熱塗料でなくともまず問題は無いでしょう。

現に、シボレーの572エンジンと呼ばれるエンジンブロックをパナロックの2液塗料で塗装しましたが問題なく使用しております。

焼けた臭いもありませんし、ただただ綺麗なだけです。

耐熱クリアー

こちらも耐熱である必要はありません。

自動車に使用されているクリアを塗装しておけば、艶も維持できますし、汚れも簡単に落ちるでしょう。

ただし、1液型のクリアを使用してはいけません。

1液型の特徴として、「硬化ではなく乾燥しかしない」という特徴がありますので、熱による塗料の軟化でひび割れる可能性があります。

さらに、1液型クリアは値段こそ安いものの、耐候性や耐久性に難があるため、プロが使用することは絶対にあり得ないでしょう。

ブレーキキャリパー塗装の注意事項

塗料を厚塗りしすぎない

塗料を厚塗りしすぎると、熱による塗料軟化で割れてしまいます。

自動車の塗装で、塗料を熱く塗ることのメリットはほとんどありませんので、何度も塗ったからと言って耐久性が上がるわけではなく、耐久性は短くなってしまいます。

可能な限り脱脂を行う

ボディの塗装と違い、キャリパーは非常に大きな熱を発します。

この熱が剥がれの原因となることも少なくないため、脱脂を念入りに行い、絶対に油分を残さないようにしましょう。

クレンザーなどでガシガシに洗うのも一つの手ですね。

鋳物の形状を潰さない

ブレーキキャリパーは、熱による変形を防ぐために鋳物で作られていることが多いですが、鋳物はゴツゴツとしているので、ボディのようにツルッと見えません。

鏡面にしても分かりにくいですし、輝きも少ないはずです。

このゴツゴツを平らにする場合は

  • 削って平らにする
  • パテで平らにする

この二択になります。

削ればキャリパーが薄くなり、熱による変形もしやすくなります。

パテを盛れば塗膜が増し、割れやすくなってしまいますので、パテを盛ることは絶対に避けるべきでしょう。

まとめ

料金は10,000円〜。

塗装料金としてはさほど高いものですので、DIYで失敗しても多少の割増程度で済みそうですね。

一つ辺り、10,000+2,000円〜3,000円で失敗をリカバリーしてくれるでしょう。

キャリパーの塗装に使う量など、150mlもあれば十分過ぎるほどですから、この料金のほとんどは作業工賃です。

ヘッドライトと同様に、キャリパー塗装もDIYの登竜門です。

ぜひ一度、キャリパー塗装に挑戦してみましょう。