ディーラーで事故修理を行うと綺麗にならないのは本当か

ディーラーで事故修理を行うと綺麗にならないのは本当か

ディーラーは外注先の鈑金工場へ修理を依頼することが多く、自社で鈑金塗装工場を完備しているディーラーは多くはありません。

自社で鈑金塗装工場を完備しているディーラーを「内製化」と呼びますが、広い敷地や作業員の確保などが難しく、まだまだ外注で修理を賄っているディーラーも多いです。

他社で修理を行うため、鈑金、塗装品質の見極めが可能な職人もおらず、綺麗に見えるだけで良いと言う場合も往々にして見られます。

なぜディーラーでの修理は綺麗にならないのか

絶対に綺麗にならずに戻ってくるというわけではなく、手抜きをされる可能性が非常に高いということです。

ディーラーは、中間手数料を搾取し利益を上げているわけですから、鈑金工場の利益は減少します。

一般的には20%〜30%のレスで請け負いますが、酷いところでは50%レスというディーラーも存在しているのも事実です。

いくらなんでも50%レスは酷すぎますよね。

全塗装に50万の支払いで25万円が手数料なんですから。

一般社会で、手数料に25万円なんて聞いたことないですよ。

20%〜30%のレスとはいえ、50万の支払いから10万円以上取られてしまうので、鈑金屋さんは基本的に10万円分の仕事はしません。

これでは必然と10万円分の手抜きをされるわけで、多少のミスは無視して納車してしまうのです。

やり直していたら赤字ですから。

5ちゃんねるからの引用ですが

791 名無しさん@そうだドライブへ行こう 2018/03/14(水) 13:48:38.79 ID:TKbkwpmnd
30レスだからって、手抜きしたら、クレームきたw自分が悪いんだけど、やる気でねー

793 名無しさん@そうだドライブへ行こう 2018/03/14(水) 15:03:04.97 ID:TKbkwpmnd
クォーターアウター インナー交換 ホイールハウス交換 バックパネル交換 リアドア ゲート交換 塗装込みで12万……手抜きもしたくなるよ……

802 名無しさん@そうだドライブへ行こう 2018/03/14(水) 17:23:57.22 ID:TKbkwpmnd
レスはされて、ガチで12万!紹介されて、値段聞く前に終わらせた。見積もり見て、ドン引き
もう2度とうけない!

作り話かもしれませんが、これが実話だとすれば恐ろしい話です。

しかし同業者として、「いや、絶対こういう工場もある」という確信にも似たものは確かに感じます。

ディーラー下請け仕事を毎日必死になって綺麗にする鈑金屋さんがいるのも事実ですが、忙しいわりに儲けが少ないため、設備などにも大きな費用はかけられません。

結果、最新の設備を導入することは難しく、昔ながらの古い設備を使用している場合も多々あるでしょう。

・手数料を取られ利益が減少

・利益が減少すれば設備投資が出来ない

・設備投資が出来なければ古い設備ばかり

・古い設備ばかりでは見栄えも悪く、新規顧客が入りづらい

・結果、直接受注の取引が少なく、ディーラー下請けを余儀なくされる

完全なる悪循環の始まりではないでしょうか。

ディーラーは下請けに車を購入させる

ディーラーには必ずと言って良いほどノルマがあります。

外注先も立派な顧客ですから、仕事を回す代わりに新車を買ってくれというお願いをされることもあるでしょう。

鈑金工場が自社で自動車販売を行っていれば、お客さんが購入する新車をディーラーから購入しますが、鈑金塗装のみで営業している工場は自動車の販売は行いません。

結果、自家用車として購入せざるを得なくなり、乗りたくもないファミリーカーに乗っていることも多々あるでしょう。

周りには「新車なんて買って儲かってるんだなぁ」という目で見られますが、買わざるを得ないのです。

スズキやダイハツの下請けであれば、軽自動車の購入を促されますが、普通車の新車を数年毎に乗り換えるなどと言うのは、高所得者層のすることです。

高所得者層でなくとも現実に起こっていることですので、ディーラー下請けで鈑金塗装を営むというのは並大抵のことではありません。

しかし、ディーラー下請けもデメリットばかりではなく、メリットが存在するのも事実です。

ディーラー下請けによる大きなメリット

仕事が途切れない

ディーラーには受付専門のフロントがいるくらいですから、お客さんの出入りも多く、車検、整備、点検、販売、事故、相談、リコールと、様々に理由で来店します。

入庫台数が町工場とは比較になりませんので、次から次へと予約や相談がやってきます。

基本的に先が詰まっているため、どんどん外注に出したいのですが、いかんせん鈑金塗装には乾燥時間があり、数時間程度で納車することは物理的に不可能です。

ディーラーはいくつもの外注先を抱えていますが、状況に応じて使い分けるとしても、短納期ばかりで目まぐるしく動いています。

鈑金工場が一台納車すれば、もう一台を引き換えに入庫する。

常にこのようなサイクルで回っていますので、仕事が途切れることはほとんど無いでしょう。

営業活動の必要性がほとんど無い

完全直請けの鈑金工場であれば、どこにも属さず自社のみの営業力で顧客を獲得しなければなりませんが、下請けであれば待つのみです。

もちろん、初期の契約段階では営業活動を行い、ディーラーへ赴き、契約するために回らなければなりませんが、一度契約してしまえば営業活動を行わなくても、継続して仕事は舞い込んできます。

安い仕事が。

常に仕事だけに集中できる環境にはなりますが、メリットとしては大きいものとは言えないでしょう。

ディーラー下請けの今後の動向予想

大半は無くなるでしょう。

水性塗料を使用していなければ取引すらも行えなくなり、ディーラーの鈑金工場内製化もどんどん進んでいます。

初期投資で大きな金額が出せる資本があれば、メーカーという大きな看板には多数の顧客が付いてくるでしょう。

ディーラーに隣接された工場でなくとも、離れた場所にディーラー専門の大きな工場を建設すれば、外注ではなく自社で修理を行っているのですから、利益も大きくなります。

塗料に関しても、自動車が開発された当初はラッカー塗料、次いで2液ウレタン、1液ウレタン、水性塗料と変化しています。

1液ウレタンの時代でも、上塗りクリヤーは2液を使用していましたが、現在では関西ペイントが水性塗料の上塗りクリヤーの開発に成功し、試験的にメーカーへ配給しています。

近い将来、水性塗料の扱いが主流になり、塗料の入れ替え費用が捻出できない会社はことごとく契約打ち切り、または倒産していくでしょう。

下請けのみで食べていこうなどと考えず、直請けを増やすために少しでも行動を起こしていかなければなりません。