【塗装のプロが解説!】ラップ塗装の仕組みと応用方法

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透き通った色でキラキラしている特徴があるラップ塗装。

やり方などを詳しく解説しているサイトもたくさんありますね。

ラップ塗装はどのような原理でキラキラするのでしょうか?

メタリックに色を付ける

シルバーに色を混ぜてしまってはただの色付きシルバーになってしまいます。

例えば、ガンメタはシルバーに黒を混ぜればガンメタになりますが、これではラップ塗装のように透き通った透明感は出せません。

メタリックに混ぜるのではなく、メタリックに透き通った色を乗せることでキャンディ塗装となります。

これをラップで行えばラップ塗装。

ラップ塗装はキャンディ塗装をスプレーガンだけではなく、手を使って敢えて汚していく塗装方法です。

ラップ塗装の塗装膜

下色やサーフェイサーを除けばクリアも含めて4層です。

  1. 全体に黒を塗装する
  2. ラップなどにシルバーを付着させてトントン叩く
  3. キャンディ塗装をする
  4. クリアを塗装する

これだけのことです。

黒の塗装

3工程目のキャンディ塗料の大半はクリアです。

透き通った色を出すには、クリアに微量の色を混ぜて吹き付けていきます。

限りなく透明に近いですので、この塗料だけでは色を染めることはできません。

メタリックの色が変化したように見えるだけで、メタリックを意図的に透けさせることでキラキラした見た目になります。

なぜ黒なのか?

黒は色を吸収する効果がありますので、多少の赤味や青味はほとんど気付きません。

仮に黒ではなく白を塗装し、その上へメタリックをトントンしたとしましょう。

キャンディ塗装の段階で微量の色味が白に乗り、白ではなく青や赤に染まってしまいます。

どれだけ透明でも白は原色を強く強調しますので、黒でなければ綺麗なラップ塗装はできません。

ラップにメタリックを付着させる工程

黒の上へシルバーを塗装して筆などで下の黒を出す。

これをテスト的にやってみましたが、全然ダメです。

濁ってしまいますし、黒い部分が少なすぎてアクセントになりません。

やはりラップなどにメタリックを付けてトントンする方が綺麗に見えますね。

なお、ラップ限定ではないですので、アルミホイルやビニール袋でも代用は可能です。

キャンディ塗装工程

深追いは厳禁です。

もう少し色味を強くしたいなぁ。と思ってさらに何度も塗装していくと、メタリックのキラキラが埋まってしまって色にメタリックを混ぜた塗装のようになってしまいます。

黒で塗装した部分も若干ではありますが色味が出てしまい、綺麗なラップ塗装にはなりません。

メタリック上の色味が少ないと感じるのは、塗装していくに連れて目が慣れてしまい、色味が弱く見えてくるからですので、あまり意識せずにほどほどに塗装しましょう。

クリア塗装

簡単な説明だけでは上手に塗れませんので、クリア塗装を綺麗に行う方法やトラブルになった際のリカバリー方法などの記事を貼っておきます。

https://diy-paint.com/archives/874

https://diy-paint.com/archives/873

https://diy-paint.com/archives/581

https://diy-paint.com/archives/541

https://diy-paint.com/archives/539

キャンディ塗料は作れる

缶スプレーではなく、スプレーガンで塗装するのであれば簡単に作れます。

缶スプレーから塗料を出して配合しても、塗装するガンが無ければ塗装出来なくなってしまいますからね。

作り方は

  • 95%〜98%クリア
  • 残りを色(赤や青)

いわゆるカラークリアですね。

キャンディ塗装は塗装方法であり、塗料の種類ではありません。

メタリックの上へカラークリアを塗装するという塗装方法がキャンディ塗装です。

※実際にラップ塗装を行った工程を写真付きで解説しています。

https://diy-paint.com/archives/55